空間デザイン研究室
<指導教員>橘 弘志
<発表日>2022年11月12日、13日
<発表場所>常磐祭作品展示
空間デザイン研究室では、3年ゼミ活動の一環として、日本のさまざまな地域の建築?アート等の再現模型を作成したり、映画?アニメ等にでてくる建築等の再現模型を作成し、解説のパネル等とともに、常磐祭で展示を行ってきた。本年も引き続き、ある特定のテーマに沿って建築模型を作成し、常磐祭で展示を行う。足球现场直播,大发体育在线対策として直接展示が難しいことも想定し、解説動画の作成も視野に入れる。
また昨年度に引き続き、併設校である実践女子学園中学校高等学校の職員室の内装改善を目的に、現地調査(環境調査、ヒアリング調査)、改善計画の提案、プレゼンを行う。
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2022年度
空間デザイン研究室では、2022年11月12?13日に行われた常磐祭において、「京都博」展として、広く世に知られた、京都の世界遺産に指定されている建築物3棟の模型を製作し、展示を行った。その3棟とは、「鹿苑寺金閣」「慈照寺銀閣」「平等院鳳凰堂」である。多くの人が実際に訪れて見たことがあるであろう、少なくとも写真等で馴染みのある、京都の代表的な寺社建築である。14名のゼミ生が3班に分かれ、ほぼ1ヶ月の製作期間をかけ、「金閣」「銀閣」は1/30スケール、「平等院」は1/80スケールで、周囲の庭園の一部とともに再現している。
現代建築と比べ、日本の寺社仏閣等の古典建築は、それぞれの時代背景を受けて、屋根の形、柱梁の組物、窓周りの詳細等、装飾的なデザインモチーフが多用されており、その素材感の表現も含め、細部を丁寧に再現することが、見る人の建物のイメージに適合させる上で極めて重要である。建物全体の大まかな図面はあっても、細部の詳細なデザインについては入手できる資料に乏しく、写真等から苦労して仕様を定めながら作成を行うこととなった。そのため多くの時間と労力をかける必要があったが、その結果、いずれも完成度の高い、見応えのある作品となった。
2022年は3年ぶりに規制のない常磐祭となり、当日は多くの来場者に実際の模型を見ていただく機会となった。なかなか遠くまで旅行に行くのがまだ難しい時期にあって、京都に観光に来たような気分にさせたい、というゼミ生の思惑通り、実際に京都に行ってみたくなったという声を多くいただくことができた。