照明を用いた環境演出
<指導教員>槙 究
<発表日時>2022年11月12?13日
<発表場所>日野キャンパス常磐祭展示
私達が所属する環境デザイン研究室では、主に色彩や光に基づく心理状態等について研究し、それらに関連した活動を行っている。
今年度は、照明を用いた活動を中心に行っていきたいと考えている。美濃和紙あかりアート展への作品の出品の他、常磐祭に向けてステンドグラスを模した照明等を用いた展示を実施する予定である。
色彩や光によって幻想的な世界観を表現すると共に、作り出された芸術的空間を通して、人々の心を彩ることを目標としたい。
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2022年度
私たちが所属する環境デザイン研究室では、色彩や環境に基づく心理状態について研究をしている。その中でも私たちは光環境について興味を持ち、第66回日野キャンパス常磐祭において照明を用いた環境演出を行った。
まず、テーマとして「一日の空の流れ」をイメージし、室内を朝?夕方?夜の3つに分割した展示の配置を考案した。テーマ設定の理由として、生活の中にある光は太陽が最も身近な存在であり、空の時間による変化は時として人々に感動や癒しをもたらすことから、幻想的な室内環境を演出する目的に合うと考えたためである。
「朝の空間」は明るめの照明に設定し、人々の昼間に活動を行う様をイメージして、私たちの活動内容をまとめたコーナーの配置や来場者が体験をするための作業スペースを設置した。
「夕方の空間」では、照明の明るさを調整するために、カーテンを「朝の空間」との仕切りとして設置し、街並みや自然を表現したステンドグラスを模した照明作品の展示を行った。また、夕方に影が伸びることをイメージして、プロジェクターを用いて壁に投影する空間を設けた。これによって、来場者が「朝の空間」で制作した作品を使い、影絵で遊ぶような体験を気軽に行えるようにした。
「夜の空間」は、コットンボールと呼ばれる球状に丸めた毛糸を接着剤で固めたものに、LEDライトを通した照明作品を展示し、星が輝く夜空を表現した。この空間は日常の終わりとして、癒しを感じる空間となるように意識して作り上げた。