男性の両立支援調査研究プロジェクト
<指導教員>山根 純佳
<発表日時>2023年2月28日
<発表場所>報告書
男性とケアをテーマに、男性の育児休業取得者とその配偶者に対する聞き取り調査実施し、分析結果をまとめ報告書を作成します。イクメン企業アワード等から男性の育児休業取得を積極的に推進している企業から、半年以上育児休業を取得した男性社員を紹介してもらい、男性の育児休業取得が育休終了後の家事?育児分担のあり方、配偶者女性の就業意欲等に与える影響を考察する。インタビューは東京23区でかつ被調査者が対面を希望された場合は対面で、それ以外はオンライン(zoom)で実施する。メンバーは10名(学生9名+教員1名)で、2名1組の5チームで10組20名へのインタビューを実施する。調査時期は8月から9月を予定している。
News
2022年度
本ゼミでは、育児休業を取得した男性の妻、また男性ご本人を対象に、7組10名にインタビュー調査を実施し、その内容を分析し調査報告書にまとめた。
インタビューでは、女性のキャリア意識、出産前の家事分担、育休取得の経緯、育休取得による夫の変化、夫の育児感、夫婦の関係性などについて質問した。インタビューデータは学生が書き起こし、調査協力者の方に内容を確認していただいて上で学生全員でシェアした。データを付箋に書き起こし、カテゴリーごとにまとめ、新しいカテゴリーを作り出し、カテゴリー間の連関について分析した。調査報告書には「分析編」4編と、インタビューデータ編9編を、それぞれ学生が担当し執筆、掲載した。
調査報告書は40ページである。目次は以下の通り。
はし?めに
男性育休の制度と歴史 ·
分析編
1 男性育休をめく?る企業の変化
2妻の仕事とキャリア
3男性の育休と夫婦の関係性の変化
4 男性育休その後、家庭内の家事分担分析編 4
インタビューデータ編
A さん 育休と育児スキルには賞味期限がある
B さん 女性も育児と仕事を両立できる社会に
C さん 第1子、第2子で取得した育休
D さん夫 部長の育休取得で取りやすい環境に
Dさん妻 夫とは育児を共にする相棒
E さん 育児をシフト化することで負担を公平に
F さん 2人目で夫が長期の育休を取得
G さん 第5子ではじめて取得できた育休
おわりに 調査をふりかえって