量的分析の手法を磨く2
<指導教員>髙橋 桂子
<発表日時>2022年 11月13日
<発表場所>日野常磐祭ポスター発表
生活経済学研究室では、生活心理、キャリア形成や生活経済学を大きな括りとし、卒業研究に取り組んでいる。コロナ前は、3-4年一緒の合同ゼミ、ゼミ合宿などを企画することで、3年と4年が相互に刺激を与え合うという効果が見られていた。
近年のテーマは、奨学金の過剰受給?奨学金教育、高齢者の特殊詐欺、中学生の投げ銭、family financial socializationであり、それらについて最新の分析手法を勉強し、量的研究、質的研究の両面から取り組んでいる。
今年度は夏に3?4 年で1つテーマをとりあげ、調査票を設計してインターネット調査にかけ、量的?質的分析を行う。質的分析は無料のKh coderで行う。合同ゼミで分析結果を報告し、刺激しあって質の高い卒業研究に進めるよう、基礎的学習環境を整える。
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2022年度
生活経済学研究室では、生活心理、キャリア形成や生活経済学を大きな括りとして 卒業研究に取り組んでいる。コロナ禍を除き、3?4年の不定期合同ゼミ、3?4年の合同ゼミ合宿などを通して、卒論テーマの探し方、卒論執筆ノウハウなどをゼミ内で「知の情報伝達」を行ってきている。
近年は、大学生のリーダーシップ行動、奨学金の過剰受給、高齢者の特殊詐欺被害と心理、family financial socializationの在り方などで、それらについて分散分析、階層的回帰分析、パス解析、経験サンプリング法やヴィネット調査といった量的分析に加え、Khコーダを用いた質的分析 を用いて探索的な研究を進めている。
2022年度は、秋に実施した合同ゼミ合宿で、全員で1つのテーマを決め、冬にかけて3年生が調査票を設計して、年明け後、インターネット調査を実施した。テーマの候補として金融リテラシー、デジタル社会におけるキャッシュレス対応などもあったが、自分たちが一番身近な「大学生の チーム貢献意欲」とした。このデータを用いて新4年生はミニ卒論を作成し、認定心理師(心理調査)資格申請のためのレポートとする予定である。