空間デザイン研究室
<指導教員>橘 弘志
<活動期間>2018年9月1日~2018年11月4日
<発表場所>常磐祭
空間デザイン研究室では3年ゼミ生全員で夏合宿として特定の地域を訪れ、その地域の情報を調査するとともに、さまざまな建築作品やまちづくり活動などの実践例に触れる機会を設けている。本年は岐阜?愛知を対象地に選定し、視察?調査に赴く。その中で印象的な建築等を(複数)選び、現地調査の内容を含んだパネル、および再現模型を作成し、常磐祭で展示を行う。
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2018年度
3年ゼミ生全員で夏合宿で岐阜県に訪れ、岐阜メディアコスモス(岐阜市立中央図書館)および多治見市立多治見中学校を視察した。岐阜メディアコスモスは、伊東豊雄建築設計事務所が設計し、2015年に開設した、図書館を中心とした2階建ての複合施設である。多治見中学校は、象設計集団が設計し、2001年に開設した、開放的で自然を取り入れたユニークな中学校建築である。
12人のゼミ生が6人ずつの2班に分かれ、2つの建築模型を作成し、常磐祭で展示を行った。作成期間はほぼ1ヶ月に及び、授業の空き時間や放課後、休日などをフルに利用して制作に携わった。メディアコスモスは1/80スケールで、建物全体および外構、そして最大の特徴である2階図書館部分のワンルーム空間をインテリア細部に至るまで再現を試みた。多治見中学校は1/150スケールで、中学校全体の外観模型を作成し、有機的で開放的、環境との共存を目指す独特の建築を模型で表現した。展示の際には、それぞれの建築についての解説パネルも作成し、模型と一緒に見てもらうように配置した。また照明や黒板などの装飾も作成し、展示室全体の雰囲気づくりにも気を配っている。
展示の際には学生が常駐して来場者に説明を行った。常磐祭期間の2日間でかなり多くの人に展示を見てもらうことができ、よい評価をいただけたようである。