「自閉症児のための包括的発達支援プログラム」の開発と市民への障害理解の実践
<指導教員>長崎 勤
<活動期間>2021年11月14日、2022年2月11日、3月6日
<発表場所>常磐祭、日本発達心理学会
長崎ゼミでは、2020年度より、自閉症T児に大学に来ていただき、ゲーム、劇、音楽、認知?言語、おやつ場面でのコミュニケーション支援、家族支援からなる「自閉症児のための包括的発達支援プログラム」を開発し、市民、学生に障害児、また多様性についての理解を促すパンフレット「広がれ!自閉症児のあれこれ」を作成した。
今年度は、学園祭が対面で開催された場合、アサヒ飲料の協力で自閉症児が来場者に「カルピス」をつくって提供する「なかよしカフェ」を実施し、障害児と実際に接する機会を設け、障害児者への理解を促す。また、昨年度に作成したパンフレットをもとに手に取りやすい障害理解のためのミニパンフレットを作成し、来場者に配布する。また日本発達心理学会などで研究成果を発表する。本プロジェクトは本学ディプロマ?ポリシーの「課題解決のために主体的に行動する力【行動力】」、「相互を活かして自らの役割を果たす力【協働力】」、また生活文化学科のディプロマ?ポリシー「人の生涯にわたる発達を包括的に理解することができる」、「生活文化の多様性を科学的に考察し、説明することができる」の達成に向けた学生の成長を支援することを目的とする。
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2021年度
長崎ゼミでは、2020年度より、自閉症T児に大学に来ていただき、ゲーム、劇、音楽、認知?言語、おやつ場面でのコミュニケーション支援、家族支援からなる「自閉症児のための包括的発達支援プログラム」を開発し、市民、学生に障害児、また多様性についての理解を促すパンフレット「広がれ!自閉症児のあれこれ」を作成した。
今年度は、常磐祭が対面で開催されたために、11月14日にアサヒ飲料の協力で小学校1年生の自閉症T児と、一昨年度までゼミの臨床に参加していた小学校3年生のダウン症S児が、来場者に「カルピス?」をつくって提供する「なかよしカフェ」を開催し、参加者が障害児と実際に接する機会を設けた。11月13日、14日の2日間で合計700名の市民が「なかよしカフェ」に参加した。また、教室に、自閉症理解のパネルや「自閉症児のための包括的発達支援プログラム」のポスターを掲示して、障害児者への理解を促した。昨年度に作成したパンフレットと配布資料を来場者に配布した。
2022年2月11日にゼミ臨床報告会を開催し、保護者、5名の協同研究者参加を得て、2021年度の「自閉症児のための包括的発達支援プログラム」の研究成果を発表した。