ダウン症A君と私たちの4年間の学び?包括的発達プログラム開発と実践
<指導教員>長崎 勤
<活動期間>2018年4月1日~2019年2月28日
<発表場所>常磐祭及び日本発達心理学会
長崎ゼミでは、2015年度より発達の障害をもつ幼児に対しての「包括的発達支援プログラム」の開発を研究してきた。月に2度、大学に来て下さるダウン症児のA君(2歳~6歳)とその保護者の方を対象に、運動?ゲーム、音楽、劇、認知?言語、おやつ場面でのコミュニケーション支援、家族支援、保育支援からなる「包括的発達支援プログラム」を開発し、ゼミの3?4年生がプログラムごとにチームを作り、指導案作成、支援の実施、反省のPDSサイクルによる実施を行ってきた。常磐祭での発表では、①4年間に開発したプログラムとA児の学習?発達過程の分析結果、②私たちがA君を通じて学ぶことが子どもの発達プロセスと支援方法、また「障害とは何か」のついて紹介したい。常磐祭では、A君と保護者にもお越し頂き、プログラムの成果について、A君が常磐祭参加者に希釈飲料を提供する「なかよしカフェ」で紹介し、保護者の方にも障害児を育てられた所感について講演して頂く。
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2018年度
長崎ゼミでは、2015年度より発達の障害をもつ幼児に対しての「包括的発達支援プログラム」の開発を研究してきた。月に2度、大学に来て下さるダウン症児のA君(2歳~6歳)とその保護者の方を対象に、運動?ゲーム、音楽、劇、認知?言語、おやつ場面でのコミュニケーション支援、家族支援、保育支援からなる「包括的発達支援プログラム」を開発し、ゼミの3、4年生がプログラムごとにチームを作り、指導案作成、支援の実施、反省のPDSサイクルによる実践を行ってきた。その成果を常磐祭1日目の11月3日午後に「なかよしカフェ?フォーラム」として実施した。そこでの発表では、①4年間に開発したプログラムとA児の学習?発達過程の分析結果、②私たちがA君を通して学ぶことができた子どもの発達プロセスと支援方法を紹介し、③保護者の方に障害児を育てられた所感について講演をして頂いた。80名の参加者があり、盛況であった。
また、11月3日午前中の常磐祭では、プログラムの成果について、A君が常磐祭参加者に希釈飲料を提供する「なかよしカフェ」を実施し、研究成果についてパネル展示とビデオ上映を行い、常磐祭参加者に、障害児の支援方法、また障害理解をして頂く機会となった。11月4日の午前中にも「なかよしカフェ」を実施し、パネル展示とビデオ上映を行った。2日間で900人が「なかよしカフェに」参加した。
●11月3日(土)14時-16時「なかよしカフェ?フォーラム」参加者80名
●11月3日(土)10時-16時、4日(日)10時-12時「なかよしカフェ」参加者900名