「日本酒とSDGs」プロジェクト
<指導教員>井上 綾野
<発表日時>2021年12月8日
<発表場所>Zoomによる発表会
中小企業でもある酒蔵において、SDGsへの取り組みは、企業評価において今後重要な指標となり得るものであり、取り組むべき喫緊の課題でもあります。そこで、本プロジェクトにおいて、日本酒の原料となる酒米生産から販売までの過程において、地域社会を巻き込んだ新たなSDGsに関する取り組みを提案することを目的とします。成果発表は、学部のPBL取り組み事例として、オープンキャンパス等で使用する予定するほか、本学ホームページ(SDGsへの取り組み)に掲載する予定である。
News
2021年度
10月6日に山梨銘醸株式会社北原対馬社長と株式会社小林順蔵商店小林祐太朗氏にご来校いただき、「酒蔵とSDGs」というテーマをいただきました。その後2ヶ月にわたり、発表の準備をしました。
12月8日の発表は、演習ⅣBを履修する先輩方含め、計6チームが参加し、以下のテーマで発表を行いました。
グループA「山梨県北杜市における二拠点居住者を対象としたコミュニティづくり」
グループB「規格外果物を使った果実酒の生産」
グループC「お酒造りをするサステナブル?ツーリズム」
グループD「空き瓶のリサイクルによるガラス工芸品の生産」
グループE「日本酒輸送におけるモーダル?シフトの導入」
グループF「ニットの残布を日本酒の緩衝材に使用する」
発表はZoomで行い、北原様、小林様、東洋大学経営学部堀口哲生先生にご参加いただき、各課題についてコメントを頂戴しました。北原様が最も高く評価してくださったのは、グループFの山梨県にあるevam evaというブランドを展開する「近藤ニット株式会社」のアパレルの残布を、日本酒の緩衝材として用いるというものでした。緩衝材に使われる「プチプチ」のプラスチックごみの削減とともに、売れ残ったアパレルのリユースが可能になる点と、県内でSDGsが達成できる点が高く評価されたものです。