2019年6月
実践入門セミナー
食生活科学科助手H.M.
梅雨空が続き、早くカラッと晴れてほしいと思う日々です。
本日は、1年生の必修科目である「実践入門セミナー」についてご紹介いたします。
この科目は、学生生活を送るうえで必要な知識?技術をみにつけるための授業になります。
大学での授業の受け方、レポートの書き方、プレゼンテーションの方法などを少人数のクラスに分かれて学びます。
今回は、健康栄養専攻の学生さんのプレゼンテーション発表をご紹介します。
各自で興味のあるテーマを決め、それについてPowerPointで資料を作成してきました。
発表時間は1人6分です。
今日は7人の学生さんの発表を聞かせていただきました。
資料作成時は文字の大きさや色に注意し、どのようにしたら見やすい資料となるのか、
聞いている人に分かりやすく伝える事が出来るのかなどの工夫が必要です。
ある学生さんのテーマは「オリンピック?パラリンピック競技に適する食事法」。
イラストや写真を加え、アニメーションなどを用い分かりやすくまとめていました。
発表した学生は、「この調査をきっかけにパラリンピック競技に興味を持ったので、今後注目して見ていきたい。」
と話していました。
また別の学生さんは、自身が運動部に所属していることから「疲労回復の食事」をテーマにしていました。
疲労回復の助けとなる食材を組み合わせて献立を作成し、実際に調理した写真を紹介してくれました。
皆さん緊張しつつも堂々と発表していました。
来週の発表ではどのような内容が聞けるのか、とても楽しみです。
オープンキャンパス(6/16)
食生活科学科助手M.T.
6月16日(日)に日野にて開催された、
オープンキャンパスの様子をご紹介します。
当日は雨予報も覆り、とても気持ちの良い晴天に恵まれました。
暑い中多くの方にお越しいただき、誠にありがとうございました。
【模擬授業】
オープンキャンパスでは大学の授業を体験できる、模擬授業が開講されています。
今回の授業では、資格を生かしスポーツ現場で活躍する栄養士、管理栄養士のお話が聞ける講義や、
実際にクッキーを作成したり、食品の色や香りを比べたりする実験など、とても興味深い授業が行われました。
【学科相談】
学科相談ブースでは、先生たちに直接進路の悩みや不安を相談することが出来ます。
食生活科学科は管理栄養士専攻、健康栄養専攻、食物科学専攻と3つの専攻に分かれており、それぞれの専攻の特色もお伺い出きるので、専攻選びに悩んでる方も多くご相談に来て頂けていました。
【学科ツアー?スタンプラリー】
学科ツアーでは、実際に使用している実習室や研究室、図書館など、校内を学生が案内してくれます。
また、開放研究室に訪問しスタンプを4つ集めると景品に「大きなアメリカンクッキー」をゲットできます。
このクッキーは学生が手作りしたもので、
中にはオートミールやシナモンパウダー、ナッツにドライフルーツなどが入っています。
スタンプラリーは、7月28日(日) に開催される日野でのオープンキャンパスでも行なわれる予定ですので、
皆さんぜひスタンプを集めてクッキーをゲットしてくださいね。
7月も沢山の方にお会いできるのを楽しみにしております!
栄養マネジメント実習
食生活科学科助手T.Y.
管理栄養士専攻3年生の「栄養マネジメント実習」についてご紹介します。
健康の保持?増進や疾病の一次予防、疾患の治癒のためには、対象者のライフステージの特性をふまえた上で、身体状況や栄養状態に応じた適切な栄養マネジメントを行う必要があります。
栄養指導を行う上で、対象者が1日にどのくらいエネルギーを消費しているかを把握することは基本になります。
生体内で炭水化物、脂質、タンパク質が代謝されエネルギーが産生される過程で、酸素を消費し、二酸化炭素と水を産生することから、酸素(O?)消費量と二酸化炭素(CO?)産生量をもとに、エネルギー消費量を測定することができます。直接熱量を測る方法に対し、間接熱量測定法と呼ばれています。
本実習では、何種類かのエネルギー代謝測定方法を、学生が自分の身体で実施します。
一つめは、間接熱量測定法である「ダグラスバッグ法」です。
ダグラスバッグ法では、対象者はダグラスバッグを背負い、それにつながるマスクをつけます。
外気を吸引後、排出される自らの呼気を集める作業を一定時間行います。その後、呼気分析装置により酸素濃度、二酸化炭素濃度を測定します。続いて、ガスメーターを使い呼気量を測ります。これまでの実験では、安静時のエネルギー消費量と、歩行時のエネルギー消費量を測定してもらいました。
実験は2人1組で行います。
マスク固定用のヘッドバンドを空気が漏れないように相手につけてあげたり、力を合わせて大きなダグラスバックから呼気をガスメーターに送り出したり、助け合って実習を行っています。
もう一つの方法として、同じ間接熱量測定法である、機械(VO2000)によるブレス?バイ?ブレス法での3分間の呼気分析も実施し、安静時の代謝量を算出しました。これら2種類の方法による安静時の測定結果を比較し、「同じ呼気測定法なのに差が出るのは何故だろう?」と考え話し合っている姿も見受けられました。
学生自らエネルギー消費量について深く考える実習になっています。
今後はグラウンドで活動強度の高い運動を行います。
運動部に所属している学生は、安静時や歩行時と比べて、どのぐらいエネルギー消費量が変化するのか、実習を楽しみにしているようです。
「基礎代謝測定」検査項目において、ダグラスバッグで測定を行う病院もありますが、多くは大学や研究機関で使用されているようです。
ほとんどの学生が今しかできない貴重な経験なので、探究心を大切に頑張ってほしいと思います。
体育祭
食生活科学科助手Y.Y.
6月6日(木) 夏のような暑い日差しの中、日野キャンパスにて体育連合会主催の体育祭が開催されました。
体育祭は大学?短大合同で開催されるため、渋谷?日野キャンパス共に大学が一日休講となります。
競技種目は、ソフトボール、バドミントン(ダブルス)、卓球、フットサル、ドッジボール、
バスケットボール(3on3)の全6種類となっており、チームを組んで参加したい競技に事前にエントリーをします。
また、事前エントリーをしていなくても、当日飛び入り参加できる種目が、長縄跳び、二人三脚、ピンポンスプーンde50m走と3種目あり、多くの学生が競技に参加しました。
体育祭への参加は自由となっておりますが、毎年多くの学生がクラスメイトやゼミ、部活動、サークル仲間と共にチームを組み参加しています。
エントリーする際、チーム名を好きに決めることができ、毎年個性的なチーム名が多くそれを見るのも楽しみの一つです。
また、学生だけでなく先生方や事務職員の方もエントリーしていました。
食生活科学科助手も競技に参加し、学生と一緒に大いに盛り上がりました。
競技はそれぞれトーナメント制となっており、学生は優勝を狙い、勝負に燃えている様子でした。チーム一丸となって体を動かし、楽しく運動に取り組む姿は活気にあふれていました。
また、普段話をしないような学生同士?先生ともスポーツを通じてコミュニケーションを取り、交友も深まったようで充実した一日を送ることができたようです。
日本料理実習
食生活科学科助手K.K.
今回は食物科学専攻の選択科目である「日本料理実習」の授業をご紹介いたします。
外部講師として舘野雄二先生(みちば和食たて野 料理長)をお招きして講義をしていただきます。
始めに先生のデモンストレーションが行われ、
先生の技を見逃さないようにと学生たちは先生の手元を見てはメモをとっていました。
デモンストレーションでしっかりポイントを押さえたあとは班に分かれていざ料理開始です。
今回の料理の出来上がりはこちらです。
?桜鯛の潮椀 野菜の真薯と二色の針葱
?鯵の刺身
?烏賊の刺身
?鮪の刺身 赤身とトロ
?桜鯛の炊き込みご飯
学生たちからは
「鯵の3枚おろしを初めてやり、難しかったが家でも魚をさばいてみようと思った」
「鮪は赤身とトロで切り方を変えることが興味深かった」
「毎回土鍋でご飯を炊いているので、今回はスムーズに炊くことができた」等の感想が寄せられました。
なかなかプロの技を間近で見る機会もありませんので、この実習を通して多くのことを学び、さらに和食に対する関心も深めていってほしいと思います。
また、選択科目には「中国料理実習」や「西洋料理実習」もあり、こちらも外部講師の方々が講義をしてくださいます。
本学に入学された際はぜひ受講してみてくださいね。