給食経営管理(山岸 博美 准教授)
研究室のご紹介
健康の三原則は、栄養(食事)、運動、休養です。管理栄養士?栄養士がかかわる特定給食施設で提供される食事は、病院では「医療の一環」として、学校では「健康の保持増進と体位の向上」として、高齢者?介護福祉施設では「介護と介護予防」など、意義が異なります。
この研究室では、多様な対象者に合わせて、生活の質(Quality of Life)の向上を目指すための食事の提供について、献立作成や大量調理に関する研究を行っています。
「食事」と一言で言っても、その目的はさまざま。専門性を発揮し多様なニーズに応えられる管理栄養士?栄養士を育成したいと考えています。
また、大量調理では「衛生管理」も重要です。「おいしい食事」と「安全?安心な食事」が両輪となる作業工程も研究していきます。
受験生へのコメント
管理栄養士や栄養士が作成する献立は、「栄養バランスのとれた食事」というイメージがありますね。でも、時には「薄味」とか「量が少ない」などネガティブなイメージにつながるときもありませんか?しかし、その献立は、食品学や生化学、身体の機能や調理学など様々な学問に基づいて作成されたものです。さらに、喫食者に五感で訴えることや衛生管理も重要です。魅力ある献立は、エネルギーや栄養素ばかりでなく多くの観点があることを、学んでください。
みなさん、ポジティブなイメージを発信できる素敵な食の専門職を一緒に目指していきましょう。