公衆衛生学研究室(佐々木 渓円 教授)
学生によるコメント
幼児期に甘い菓子などを摂取する習慣がついてしまうのは、どのような生活環境が背景にあるのか、乳幼児健康診査の問診項目を活用して分析を行うことが、私が取り組んでいる内容です。そこで、地域間にどのような差があり、その原因はどこにあるのかを考え、誰にアプローチすれば改善する可能性が高いのかを見つける力を身につけたいと考えています。
私が感じている公衆衛生学研究室の魅力は、一見するとただの数字の羅列にしか見えないさまざまなデータを、適切に整理して分析することで、その地域の特性を表すものに変化し、そこから得た情報をもとに実際の行政政策の評価、改善に繋げることができることです。
研究室のご紹介
2018年4月に開設した公衆衛生学研究室は、次の2点を実現するために教育研究活動をしています。
1.障がいや疾病の有無にかかわらず、すべての人が地域社会の中で自分らしく生きられること。
2.「すべての子どもが健やかに育つ社会」を目指す健やか親子21(第2次)の目標を達成すること。
研究キーワード:健康格差、乳幼児健康診査、食物アレルギー、ヘルスリテラシー、こども虐待、結核