調理学第3研究室(中川 裕子 准教授)
研究室のご紹介
調理学第3研究室では、主に食品の物性について研究を行っています。食品の物性とは、やわらかい、なめらか、もちもちなど、食感に関わる特性です。このような食感を表す用語が日本語には多くみられることからも、おいしさを決める上で重要な要素の一つと言えます。また物性は、食べやすさや飲み込みやすさとも関わっています。加齢に伴い食事を噛むことができない、飲み込みにくくむせてしまうなどの摂食嚥下機能障害を起こすことがあります。食事を安全に口から食べるには、食形態を調整し、食事の物性に配慮することが必要です。よりおいしく、食べやすく、かつ安全性の高い食事の提供および、食品の開発に寄与することを目標に研究を進めています。
学生によるコメント
研究を進める中で、専門的な難しい機器を多く使用しますが、ゼミ生同士でも助け合いながら日々活動しています。本年度は、足球现场直播,大发体育在线の影響により活動時間にも限りがありましたが、オンラインでの打ち合わせや、先行研究を事前に勉強する事で、実験を効率よく集中して行うことができました。勉強会を定期的に行い進捗状況を報告したり、ケーキやお昼ご飯を作るなど、限られた中でも楽しい思い出がたくさんできました。メリハリを大切にしながら、アットホームな雰囲気の中で楽しく活動できることが本研究室の魅力の一つです。
受験生へのメッセージ
“食べる”ことが好き、“食”の仕事に就きたい、料理が好き、その想いを学問として学べる学科です。私が担当する調理学では、調理で起こる変化を科学的に学ぶだけでなく、環境問題、食文化や献立作成など、調理に纏わることを多方面から学びます。食に関わる幅広い知識を得て、食のプロフェッショナルを目指しましょう。