食品産業学研究室(松岡 康浩 准教授)
学生によるコメント
私たち食品産業学研究室では、食品開発やマーケティングの観点で「女子大生を対象としたお菓子の商品提案」や「パッケージの購買心理」、「和食を継承するには」、「運動時の疲労軽減を目的とした商品開発」、「人気カフェの要因」など、食産業に関わるさまざまなテーマに取り組んでいます。
週1日のゼミ活動では、それぞれの研究の進捗報告や関連論文の抄読会、試作品をゼミのメンバーで官能評価し、ディスカッションを行なっています。
夏には、1泊2日のゼミ合宿や遠足、バーベキュー、工場見学などのイベントを企画し、専攻が異なるゼミ生同士の仲を深め合いました。
ゼミ生は、お菓子やドリンクなどの新商品やカフェなど食のトレンドに敏感な学生が多いです。松岡先生を交え、情報交換などで和気あいあいと過ごし、自分達の生活や研究に役立てています。
研究室のご紹介
食品産業全般の課題について広く、また深く研究します。例えば加工食品の商品開発がどのように行なわれているか、事業者が何を考え目指しているかを明らかにする中で、生活者にとっての食品のあり方を考えます。食品産業は社会情勢や政治経済情勢に影響されています。行政や法規制、国際情勢の変化に対する企業の取り組みを検討することで、農水産業を含めた食産業の発展のために何が必要かを考察していきます。市場調査、食品試作、官能評価などのマーケティングの手法を用いて実際に商品開発のプロセスを実施することや、成分分析、機能性評価などを行うことも可能です。将来、食関係の仕事についたときに、役立つ研究を行っていきます。
研究領域
?市販食品の官能評価による比較とコンセプトマッチング(官能評価、調査研究)
?機能性食品のエビデンス評価(調査研究、分析)
?企業の商品開発の方向性分析、開発提案(調査研究、マーケティング、試作)
?これからの食商品のトレンド予想(調査研究、消費者調査)
研究室イベント
9月の中間報告会に合わせ、ゼミ旅行では、食品工場の見学などを行っています。
卒論テーマの実績
- お菓子のパッケージに対する女子大学生の購買心理
- 消費実態調査に基づくスープの新商品開発
- 女子大学生を対象とした機能性コンビニスイーツの開発
- 加工食品による日本食の海外普及提案
- 運動時に摂取する食品の開発提案