2021年3月 生活科学部食生活科学科 卒業
教員採用試験合格体験記
私は先生方をはじめ、友人や家族に支えられ、埼玉県教員採用試験の合格を掴むことが出来ました。私が受験した中学家庭科の試験内容は、一次試験で筆記(専門分野、一般教養?教職科目)、二次試験では個人面接、論文、実技(調理、被服)、集団討論がありました。これから、私が実際に行った勉強方法や対策について述べます。
1. 一次試験へ向けて
私が一次試験を突破するために大切にしたことは、出題傾向を分析することです。すべての範囲を網羅するのではなく、過去5年間で出題された範囲を重点的に勉強しました。また、埼玉県の一次試験は全て選択問題なのですが、過去問や問題集を解く時は、すべて記述するようにしました。そうすることで、確実な知識の定着を図りました。
2. 二次試験へ向けて
私が二次試験で最も不安だったのは、論文です。本番でも最後まで書き終えることができず、点数が伸びませんでした。文章をまとめることに時間を費やしすぎたことが原因だったと考えられます。苦手意識から避けていたので、もっといろんな題材の論文を書き、書くことに慣れておけばよかったと反省しています。個人面接は、答えに正解がないと先生がおっしゃっていました。なので、自信を持ってハキハキと話すよう意識しました。どんな質問がきても答えられるよう、埼玉県だけでなく、他県できかれた内容も練習しました。実技に関しては、日頃の積み重ねや慣れが大切だと思います。中学、高校の家庭科の教科書に載っている料理や裁縫はほとんど作りました。試験でのミスは許されないので、練習のときから緊張感を持ち、時間配分や作業工程を意識して取り組みました。集団討論は、教員を目指す友人と何度も実践練習することで、話の進め方やまとめ方を覚えていきました。
これらの勉強や対策を行う上で共通して言えることは、先生や先輩の意見を素直に聞くことです。いろんな人の意見を聞いた中で、自分に合ったやり方を確立することが大切です。私は生徒から、家庭科の授業は楽しい、生活の役に立つと思われる授業ができる教師を目指します。