大学教職課程
1. 教職課程はこんな課程!
教職課程は教育職員免許法に定められた教育職員免許状を取得するための課程です。本学の学祖下田歌子先生は女子教育に尽力してきた教育者であり、自立自営しうる女性の育成という教育理念に基づき、戦前から多くの卒業生を教育界に送り出してきた伝統があります。
本学では、すべての学科でそれぞれの専門に応じた免許課程が開かれています(幼稚園?小学校教諭課程は生活文化学科に設置されています)。教員免許状の取得には、教育職員免許法施行規則に定められている内容に対応して設置されている科目を履修することが必要です。そこには、共通教育科目や学科で開講している科目(教科の専門的事項を学ぶ科目)、それに加えて教職課程が開講する科目(教育に関する専門的事項を学ぶ科目)が含まれています。教職課程では、学年進行に合わせて、教職に関する基礎的な内容から次第に高度な幅広い知識?技能が身につくように、カリキュラムが系統的に構成されています。
教員免許状を取得するためには卒業単位の他に複数の科目を履修しなければなりませんので、通常よりも忙しくなりますし、努力することも求められます。教育実習、また教師になったときに教科を教えるために十分な学力も得なければなりませんし、教育者としての優れた資質と幅広い教養?豊かな人間性も身につけなければなりません。学科や教職専門科目の学習はもちろん、日頃の生活態度や社会情勢の把握にも気を配る必要があるのです。
中学校の免許状を取得するためには、介護等体験(特別支援学校で2日、社会福祉施設で5日間)が義務づけられています。そして、3年次までに、定められた科目の単位を取得した上で、4年次に3週間の教育実習(高校免許のみの場合は2週間でもよい)を行うことになります。しっかりとした目的意識と熱意を持ち、計画的な履修をしなければなりません。
教職は次世代を担う子ども達の人間形成に深く関わるやりがいのある仕事です。本学出身の女性教員は全国で活躍しており、高い評価をいただいてきました。教員の道を目指す皆さんがこの伝統をつないで行くことを期待しています。
教員採用試験合格体験記
教員メッセージ
清田 夏代先生(教職センター長からのメッセージ)
教員採用試験対策講座
教員採用試験での頻出事項である教職教養から、最近重要視されている論作文や面接試験などの人物試験科目まで、試験のポイントを把握し、傾向をつかみながら学習できます。
2. 開講科目一覧
教員免許状を取得するためには、以下の科目を履修する必要があります。
- 教職専門科目(教職課程が開講する科目で、以下の一覧を参照)
- 教科に関する科目(教科毎に指定された専門科目 例:国語なら国文学科の専門科目)
- 日本国憲法、体育、外国語コミュニケーション、情報機器の操作 の4科目(文部科学省令で定める科目で、共通教育科目から履修する)
科目一覧
※この一覧は2024年度新入生対象です。
※2024年3月15日時点のデータです。それ以降の修正内容は反映されていません。
担当教員
所 属 |
氏 名 |
専門?研究領域 |
---|---|---|
教職センター長 |
清田 夏代 |
教育学、教育行政学 |
教職センター |
柏崎 秀子 |
教育心理学?言語心理学 |
教職センター |
市毛 祐子 |
家庭科教育学 |
シラバス
シラバス検索システムが別ウィンドウで開きます。
なお、中学の教員免許を取得する人は、介護等の体験(社会福祉施設5日間 + 特別支援学校2日間の合計7日間以上)が義務づけられています。そのための事前学習も行う必要があります。
3. 教職の学び
教職は、次代を担う子供たちの人間形成に深く関わるやり甲斐ある仕事です。それだけに責任も伴いますが、女性が働き続けるためのメリットも多く、一人一人が生徒とともに成長できる魅力ある素晴らしい仕事です。このページでは、教職履修科目や教職免許取得までの流れなど本学教職課程での学びについてご紹介します。
教職センター
教職課程履修学生への教育?相談支援や、教員採用試験受験に向けた指導?支援のために、教職センターが設置されています。
教職は次世代を担う子どもたちの人間形成に深く関わるやりがいのある仕事です。教職課程を履修して十分な学習を行った後に、多くの学生が夢を実現させて教育現場に貢献することを期待しています。