2021年3月 文学部 国文学科 卒業
教員採用試験合格体験記
私は中学生の時、お世話になった恩師との出会いをきっかけに、教員を志望するようになりました。
そこで、東京都の教員採用試験合格に向けて、大学3年生の春ごろから本格的に対策を始めました。対策をするにあたって、中でも一番力を入れて取り組んだのが論作文です。初めは知識も文章力も無く、ひとつのテーマに対して2、3時間以上かけて書いたものもありました。しかし、いくつも書いていくうちにテーマに対する自分の考えがすぐ思い浮かぶようになり、内容も充実したものが書けるようになっていきました。3年生のうちは一週間にひとつ書いて、先生に添削して頂いていました。そして、4年生になる春休みに、「一日一論作文」を目標にし、合計で50以上の論作文を書きました。かなり論作文の対策をしていたおかげで、受験本番では20分以上時間を余らせ、余裕をもって見直しをすることができました。私が一次試験を合格することができたのは、論作文のおかげであると思っています。
また、二次試験の対策では教職課程の先生方やさまざまな中学校の先生方など、本当にたくさんの方にお世話になりました。多くの先生方に面接対策をしていただいたことで、本番も緊張せず落ち着いて自分の意見を面接官に伝えることができました。ご指導してくださった先生方には感謝してもしきれません。
教員採用試験を経験して、一次試験、二次試験ともに、試験の内容を把握して慣れておくために、とにかく回数をこなすことが重要であると感じました。そのためにも、しっかりと計画性をもって確実に自分の苦手を克服することができるよう対策を進めていくことが大切だと思います。
また、私は辛かった時や思うように点数が伸びなかったとき、教員を志望するようになった理由や、実習などで子どもたちと関わった思い出が勉強の励みになることがたくさんありました。これから教員採用試験を受験する方は、教員になりたい!という強い思いを忘れずに、取り組んでいけたらいいのではないかと思います。私は中学生のころからの夢であった教員に、やっと一歩近づくことができました。
春からは子どもたちの良さを最大限に引き出せる教師を目指して頑張ります!