2021年3月 文学部 英文学科 卒業
教員採用試験合格体験記
東京都教員採用試験に校種は中高共通、英語科の期限付き採用として合格しました。私からは、次の2点を重視してこれからの勉強に臨んでほしいと思います。
1点目は、自分の受ける自治体の過去問から出題傾向を把握し対策することです。私が、東京都にした理由の1つとして、教職教養と論文の出題傾向がつかみやすく、自分に適した問題であったことが挙げられます。他県に比べ、東京都は教育法規や学習指導要領、生徒指導などが細かく聞かれる分、教育心理などは出題数も少なく基礎を押さえれば答えることができると分析し、効率よく勉強に励むことができました。また、論文も一次試験では必須なため決して疎かにしてはけない科目であること、一次試験を突破し面接での対策も兼ねて行えることから、専門?教職教養と同様の時間を論文に当てました。自分の意見や考えを限られた文字数の中で書くためにも、テーマごとに自分の意見をまとめておいたことが試験当日の焦りを抑える事にもつながったと思います。
2点目は、面接?実技試験対策を1人ではなく、大人数で行うことです。面接に関しては、二次試験を受験する皆さんと練習しました。そのため、当日は実力を思う存分発揮できたと自覚しています。一方で、実技は問題が出回っていないことから出題傾向がわからず、過去に受験した方も周りにいなかったことから対策は皆無でした。英語科教育法でお世話になった先生と、zoomで英検準1級程度の二次面接と仮定して行うことのみが私の実技対策でした。そのため、実技試験では思うように言葉が出てこずあたふたしてしまう場面もありました。実技試験は、ネイティブ1人、日本人2人がおり、リスニングとリーディングが行われます。問題を出すのはネイティブだけ、他は評価をつけているという形でした。リスニングはメモをしてもOKです。入室してからの流れとしては、面接票を渡す→席につく→アイスブレイク( 評価には入りません)→リスニング(質問は3つ)→リーディング(質問は3つ)→退出、となります。私は、来年度の教員採用試験も面接から受け直す予定です。
以上、このような私の体験が受験を控える方の参考になれば光栄です。