栄養教諭 食育ゼミ
<指導教員>白尾 美佳
<活動期間>2019年6月1日~2020年3月31日
<発表場所>常磐祭およびオープンキャンパス、日野市内小学校
平成17年に食育基本法が制定されて以来、食育ということばは認知されてきており、小学校や中学校では子どもの食に関して様々な取り組みがなされている。しかし子どもの食生活の実態は、朝食の欠食や偏食、孤食や痩身傾向などの課題が未だに多い。そこで本ゼミにおいては、子どもの食に関する課題を解決するために地域の食育関連イベントや取り組みに参加し、課題解決の一助となるような活動を行う。この活動を通して、児童の発達段階における違いや実態をより深く認識し、授業で学んだ知識をより深めるとともに、子どもや学校の先生方とのコミュニケーション能力を向上させる。
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2019年度
栄養教諭 食育ゼミにおいては、授業で学んで知識を生かして、児童生徒の実態にあわせた教材を研究、作成し、地域における食育活動時の発表、常磐祭での展示、小学校の給食前指導をおこなった。
地域における食育活動では、地域のボランティアによって10年以上にわたり、地場産農作物を用いた子供のための料理教室(土曜のひろば)が実施されている。そこで、食育ゼミにおける食育を実施した。内容は子どもたちが調理を始める前に、手洗いの大切さの説明と仕方についての「手洗い指導」をおこない、実際に子供たちが丁寧に手を洗って調理した。
常磐祭においては、学校における食に関する指導方法等について学んだ知識を活かして、様々な教材を作成した。この教材は、実際に子供たちの前で食育指導を実施する際の教材であり、これらの教材の展示を行った。
地域小学校においては、給食前に食育をおこなった。4年生を対象に、当日の給食に使用されている食材についての説明をおこなった。実際に食育指導を実施するにあたっては、あらかじめ教材を作成し、練習を重ねた。子供たちにどのようにわかりやすく指導できるのかを考えるのが難しかったが、いろいろと工夫を重ねた。食育指導を実施した際、多くの子どもたちが質問をしてくれた。また、一緒に給食を食べることで、子どもの実態、児童の食に関する現状を知るきかっけとなることができた。
以上の活動を通して、学校における食に関する指導を経験し、児童の発達段階における違いや実態を認識でき、子供たちの前で食育指導をすることのやりがいを感じることができた。