認知心理学研究室
<指導教員>作田 由衣子
<活動期間>2019年4月1日~2020年3月31日
<発表場所>常磐祭
感性認知や記憶など、認知心理学の分野の中で、学生が各自自分自身の研究テーマを決定し、3年次?4年次の2年間かけてゼミ論文および卒業論文の研究に挑む。3年前期は様々な論文を読みながら、研究テーマを徐々に具体化し、研究計画を練り上げていく。
夏休みには3年生と4年生合同で合宿を行い、英語論文の紹介や研究計画についてディスカッションを行うとともに、統計解析の勉強会や様々な意見交換を行う。後期は研究計画に沿って調査または実験を行い、得られたデータについて分析し、ゼミ論文を執筆する。
4年次は3年次の経験を活かし、さらに高度な研究を行い卒業論文を執筆する。
News
2019年度
作田ゼミでは、主に知覚や感性を中心に、認知心理学の領域でテーマを設定し、研究を行っています。
2019年度は、3?4年生合同の夏休みの合宿で、それまでに読んだ英語の論文の概要と自分の考えている研究テーマについて発表を行いました。一人1ページで発表の概要をまとめ、冊子を作製しました。初めて英語の論文を読む学生も多く苦労していたようですが、それぞれ自分の研究関心と関連付けて論文を検索し、しっかりとまとめていました。発表後は、一人3票ずつ、よくできていた発表に投票を行い、発表賞を決定しました。
11月の常磐祭では、3年生(10名)は生活文化学科水野ゼミと合同で常磐祭での企画「心理学プロムナード」にて、例年と同様の心理学実験器具の展示及び昨年度からのトリックアートの展示を行いました。また、ゼミ合宿の報告と、各自の研究テーマを記載してポスターを作製し掲示しました。4年生(8名)は一人ずつ個別に、3年次に行った研究や4年次の卒業論文の研究計画の内容を合わせて研究報告のポスターを作製しました。それぞれの研究テーマ(11月時点)は以下のとおりです。
「商品パッケージの印象」、「香りが単純作業に与える影響」、
「香りとDRMパラダイムを用いた記憶の操作」、 「女子大学生の同性愛者への態度」、
「個人の認知スタイルとシュールレアリスム絵画から受ける美的感情評価の関連性について」、
「衣服の色彩が与える印象」、「皿の色の違いが食欲に及ぼす影響」、
「懐かしい音楽が記憶の想起に及ぼす影響」
ここからさらに計画をブラッシュアップし、8名ともレベルの高い卒業論文を仕上げることができました。