生活環境のデザインエイドに関する研究
<指導教員>槙 究
<活動期間>2019年7月1日~2020年2月31日
<発表場所>卒業研究発表会?論文
実態調査や評定実験を通じて、生活環境のデザインをサポートする知見を収集し、デザインガイドなどにまとめる。具体的なテーマを3つ設定する。
(1)看板の在り方
看板のある街並み画像を用いた評定実験を実施して、看板の目立ちと調和のバランスについて探る。特に、色彩の影響について明らかにする。
(2)インテリアのカラーパターン
インテリアを構成する色は多いが、実際に使われる色は限られる。それでもその組み合わせは膨大になるため、好ましい組み合わせを提案するのは難しい。評定実験を実施し、インテリアのカラーコーディネートをサポートするガイドを作成したい。
(3)地域の景観更新ガイド
既に人々が暮らしている街では、街が少しずつ更新されていく。その時、どう更新していったら魅力的な街並みになっていくのかを実態調査を基にして考察し、ガイドを作成する。
News
2019年度
実態調査や評定実験を通じて、生活環境のデザインをサポートする知見を収集し、デザインガイドなどにまとめるというテーマで、3組の学生が研究に取り組んだ。
(1)「少数の色で構成された画面上の目立ち」
当初、看板のある街並み画像を用いた評定実験を実施して、看板の目立ちと調和のバランスについて探ることを考えていたが、変数の多さから結果が曖昧になるとの指摘があり、より基礎的な情報として「少数の色で構成された画面上での目立ち」を研究した。
(2)「Web画像調査に基づいたリビングのカラーコーディネート」
リビングのインテリア画像を収集して、その評価実験のデータと画像の特徴の関連を見ることにより、インテリアのカラーコーディネートをサポートするガイドを作成した。
(3)「繁華街のパターンランゲージ」
繁華街を対象に、デザインガイドを作成し、実際に繁華街で店舗を営む人々にインタビューすることを繰り返し、使われるデザインガイドとなる内容を目指して、更新を重ねた。