スポーツ栄養学a?b(担当:奈良 典子 准教授)
スポーツ栄養学は、身体活動量が多い運動部員(アスリート)のパフォーマンス向上につながる栄養学的エビデンス(理論)や知識ならびに実践力=スキルをまとめたものです。
スポーツ栄養学a?bの授業では、基礎栄養学や栄養生理学、調理学などにて学んだ基礎と理論などに加えて、スポ—ツをする時は普段よりもエネルギーが必要となること、年齢や体格、運動強度や運動時間などの条件によってもエネルギー供給システムが異なること、などを学びます。また、運動時の体温調節や発汗のしくみ、アスリートにおける疲労や貧血のメカニズムなども学んでもらいます。このほか、試合時の栄養補給、試合に向けての減量、増量、無月経とケガ、サプリメントとドーピングなど、トップアスリートらも直面している実際の悩みや疑問をとりあげ、栄養素レベルでの対策を理解していただきます。その上で、いつ(When)、何を(What)どのように(How)、どれくらい摂取するのが望ましいかなど、適切な食品の選択について、時には試飲や試食、簡単なドリンク作りをしてもらいながら解説を行います。
この科目の到達目標は、栄養士?管理栄養士としてスポーツ現場における栄養教育?指導のスキル向上ですから、オリンピックや海外遠征に同行した際の私のエピソードをはじめ、元オリンピアンやスタッフらにもゲストとして講演をいただくこともあります。履修の集大成は、各自に対象者やテーマを想定してもらい資料作りから栄養セミナーまでの疑似体験を行ってもらうことです。
- 講義概要(シラバス)
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