基礎調理(担当:数野 千恵子 教授)
基礎調理は調理の基礎的な知識や技術を習得する実習です。
調理学の理論と実際の調理操作中に生じるさまざまな現象を科学的に考え、一体化させて実践的な基礎知識を理解し、食べ物への関心を深めます。また、基本的な調理技術の修得を目的としています。具体的には食品材料の取り扱い、調理法の特徴、料理の組み合わせ、分量の把握、材料の標準的配合および調味割合などを学びます。
日常食の献立(主食、主菜、副菜、汁物)の調理や日本の伝統的食品の特性に応じた正月料理等、日本料理の食文化をふまえた調理ができること、また、西洋料理、中国料理の献立形式をふまえた調理ができるようになることを目指しています。
実習は4~5名でグループを作り、和、洋、中の献立様式に従って、主食、主菜、副菜、デザートなどを組み合わせた献立実習を行います。
授業は、学生が操作を覚えていられるように、前半と後半に分けて実施しています。前半では、各食材の扱い方、切り方、下準備のデモを行った後に実習します。後半は調味割合、加熱調理、盛り付け?配膳などのデモ、そして実習、試食となります。
せっかくの料理をよりおいしく見せるための演出にも注意を払い、盛り付けや配膳にも気遣いができるようになってほしいと思っています。
また、包丁の正しい使い方を身に付け、技術を向上させるために、技術検定を行っています。練習次第でステップアップすることが可能です。
調理は、段取りが大切です。班員が協力して、できるだけ手早く、適温で食べることができるよう常に考えながら、頭の中でシュミレーションできるような力を習得してもらいたいと願っています。
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