食育ゼミ
<指導教員>白尾 美佳
<発表期間>2020年11月14日
<発表場所>常磐祭オンライン配信?展示および小学校?地域自治体にレシピ配布
食育関連授業において、地域における子どもから高齢者まであらゆるライフステージの人々が健全な食生活をおくり、生き生きとした生活ができるような取組について学んでいる。そこで、食育ゼミでは、学生たちはまず、各ライフステージの特性、食に関する指導の重要性、指導方法について食育関連授業や専門科目における授業で学び、各ライフステージにおける食に関する課題を調査、発見した。これらの課題解決の糸口になるための一方策が、自らが教材を工夫しながら作成して、それを利用しながら食育を実施することを認識し、学生たちは、コロナ禍にありながら、食育教材を作成し、常磐祭でのオンライン発表、教育実習先での食育指導、地域自治会と連携した活動へ参加し、レシピ集を作成?配布した。
News
2020年度
学生たちは、食育の題材として、健康や栄養について、食品と栄養、社会性について、食事のマナーなどであり、各ライフステージに合わせて紙芝居、カルタ、すごろく、動画、絵本など様々な形態で教材を作成した。本年度は、保育所訪問がかなわなかったが、一部の学生においては、給食前の食育、食育授業で使用する教材等を作成し、これらの教材を使用して小学生の前で食育をおこなった。地域自治体と連携した活動では、地域自治会が栽培しているさつまいもの収穫を手伝い、自治会の方々に学生たちがつくったレシピ集を配布した。
以上の活動を通して、学生たちは各ライフステージごとの対象者に対して、どのようにわかりやすく伝えることができるのか戸惑う面もあったが、いろいろと工夫を重ねて食育教材を作成し、それぞれの対象の実態や食に関する現状を知るきかっけとなることができた。さらに、児童に対する食育では、給食前指導や研究授業等が子どもたちから大変好評であった。地域自治体に配布したレシピ集においては、追加希望もあった。本ゼミナール活動を通して、学生たちは、各ライフステージにおける食に関する課題を発見し、それを解決する方法を考えるきっかけとなり、学習意欲の向上につながり、子どもたちならびに地域の方々とのコミュニケーションもとることで、コミュニケーション能力も向上したものと思われる。