2020実践女子大学栄養生化学?高崎健康福祉大学 臨床栄養学合同ゼミ発表会
<指導教員>中村 彰男
<活動日時>2020年9月16日~2020年9月17日
<発表場所>高崎健康福祉大学
高崎健康福祉大学?健康栄養学科の臨床栄養学?河原田ゼミとの合同ゼミ研究発表会を群馬県高崎市にて行う。細胞の運命には細胞死を未然に防ぐオートファジーや個体のために敢えて細胞を意図的に自殺させるアポトーシスが生命現象を解明する上で重要なシステムであることが明らかにされつつある。前者は大隅良典博士が2016 年「オートファジーの仕組みの解明」により、後者はロバート?ホロビッツ博士が 2002 年 「アポトーシスの解明」によりそれぞれノーベル生理学 · 医学賞を受賞している。本年度の合同ゼミ研究発表会では、トピックスに関する講演を担当し、本学からは 2 名の卒論ゼミ生が研究発表会に参加し研究成果を発表する。
News
2020年度
初めての緊急事態宣言が解除され、少しCOVID19の感染状況も落ち着いてきた2020年9月16日?17日の二日間、高崎健康福祉大学の臨床栄養学ゼミとの実践女子大学の栄養生化学ゼミの合同ゼミ研究発表会が群馬県高崎市の高崎健康福祉大学キャンパスにて開催された。この企画は大学間の研究交流を通して、仲間作りと、幅広い知識を得るために数年前から計画し、やっと実行に移せた。合同ゼミの1日目は、中村教授から、「オートファジーと細胞死」という演題で基調講演を行った。細胞の運命には細胞死を未然に防ぐオートファジーや個体の生存のために敢えて細胞を意図的に自殺させるアポトーシスについての新しい知見が国際的にクローズアップしている。前者は大隅良典博士が2016年「オートファジーの仕組みの解明」により、後者はロバート?ホロビッツ博士が2002年「アポトーシスの解明」によりそれぞれノーベル生理学?医学賞を受賞している。今回、卒論研究や大学院の研究を発表した4名の学生がこの生命の仕組みに挑む研究を行っている。基調講演の後は、コロナ禍で三密を避け、学生の交流会を行った。それぞれの卒論研究や学生生活そして管理栄養士の国家試験のことなど、学生達は初めての友達にさまざまな話題について熱く語っていた。2日目には、それぞれの卒論研究データをまとめて学会形式で口頭発表を行った。学生達は普段の大学での卒論発表会では見られないほどの活発な質疑応答が繰り広げられた。高崎健康福祉大学ではコロナ禍の影響で毎年行われている卒論の発表会が中止となり、学生達は卒論研究を発表する機会を失っていた。そういう意味でもこの合同セミナーの開催は学生達が約1年をかけて一生懸命研究した成果を発表する良い機会となった。