難波ゼミ
学生によるゼミ紹介
難波ゼミでは、17世紀、18世紀、19世紀のアメリカ文学作品を主に研究しています。その他にも、アメリカの文化を研究題材として取り上げるゼミ生もいます。ひとつの研究テーマに絞ることによって、文学だけではなく当時の時代背景や出来事など、自分の好きなことについてより多くの事を知ることができます。今までの授業とは異なり、様々な視点からひとつのテーマを考えることによって、興味の枠が広がり、楽しみながら研究に取り組んでいます。
研究テーマはそれぞれで、黒人差別や音楽、宗教、詩人等、このゼミでは比較的、幅の広い分野で自分の研究を進めることができます。先生が幅広い分野に対応してくれる事によって、本当に自分の興味のあることをテーマに取り上げることができるのがこのゼミの魅力だと思います。ゼミ生全員が教室に集まる授業を行うより個人面談が何度も行われています。個人面談に時間を費やせることで、各自の進行状況が明確にわかり、先生からのポイントやアドバイスをたくさん頂くことができ、安心しながら研究を進めています。
基本的には個別での指導が多い中、ゼミの活動として夏休みには、箱根へ2泊3日の合宿に行き、先生や生徒同士での親睦が深まり、楽しい時間を過ごすことができました。卒業論文を完成することを目標に、ゼミの仲間と研究を通じて卒業までの時間で思い出を作っていけたら良いと思います。
難波先生からのコメント
言葉の脆さと儚さを知りつつ言葉で自分を伝えるのは、人間にとって必須の営みです。日常のどんな場面でも、自分の語彙とスタイルで、自分のことを他者に伝えられること。そういう表現方法をいくつももっていて、うまく使い分けられること。それはとても大事だと思います。その表現の媒体には、たとえば日記、手紙、メールなどがありますが、卒論もそのひとつです。24,000字という膨大な数の文字を使い、自分らしい表現で自分が何者なのかを存分に語るのが卒論です。