志渡岡ゼミ
学生によるゼミ紹介
志渡岡ゼミでは、イギリス文学?文化の中でも、女性と文化、社会の関係を中心に勉強しています。ゼミ生それぞれが興味のあるテーマについて、多様な視点から卒業論文完成に向けて研究を進めています。私は、20世紀を代表するミステリィ作家アガサ?クリスティのトミーとタペンスのシリーズをとりあげ、第一次世界大戦の影響、男女関係のありかたなどに注目して論文を書いています。
前期のゼミでは、卒業論文を作成するのに必要な事柄や注意点について教わりました。そして、各自テーマを決め、アウトラインを作り、実際に図書館でそれぞれの卒業論文のテーマに関する参考文献を調べました。夏休み期間に行われたゼミ合宿では、卒業論文の第1章の発表を行いました。お互いの進行状況を確認しあい、意見交換をした後、先生からアドパイスをいただき、卒業論文の構成の練り直しに取り組みました。後期からは、先生と学生1対1の面談が中心で、各自で作業を進めています。途中、11月に第2章の中問発表がありました。ここでお互いの卒業論文の概要や進み具合を聞き、アドバイスし合うことで、完成に向けて改めて気を引き締めることとなりました。
ゼミは1週間に1回しかありませんが、発表したり、意見交換をしたりしながら、励ましあって勉強しています。先生と学生の距離も近く、良い雰囲気の中で卒業論文の制作に取り組むことができます。これからも仲間とのつながりを大切にし、卒業論文完成に向けて頑張っていきたいです。
志渡岡先生からのコメント
卒業論文は、完成させるまでのプロセスがとても重要です。とりあげる作品を決めるためには沢山の本を読むことが必要ですし、テーマを決めるためには作品を精読しなければなりません。アウトライン作成の際には、自分の考えを整理し、論理的に構成する力が試されます。本論を書き始めると、考えていることを言葉で表す難しさを痛感するでしょう。これらの作業を着実にこなしていくことで、調査力、分析力、思考力、表現力が身につきます。