村上ゼミ
学生によるゼミ紹介
村上ゼミは英語学を研究の対象としており、統語論、音声学や意味論といったコアな英語学から、語用論、社会言語学、英語教育学などの周辺分野まで、非常に幅広いテーマの中から選ぶことができます。そのため研究テーマは人によって全く異なり、本当に自分のしたい研究をすることができるゼミです。
前期の授業は研究するテーマの似ている学生2、3人で先生と面談という形で進みます。先生だけでなく他の学生の研究内容や意見を聞いて、自分の研究に通じるところがあると気が付くこともあれば、興味の対象がさらに広がるなど新たな発見をすることができます。夏休みは前期の面談をもとに各自研究に取り組み、合宿での中間発表のために準備を整えます。
後期はそれぞれの進み具合に合わせて先生と個別に面談をして、論文を仕上げていきます。このゼミの特色は何と言っても村上まどか先生自身で、研究に関することだけではなく就職活動のことや将来についてなど様々な相談に乗って下さり、どんなことに対しても的確なアドバイスをして頂けます。学生生活の最後の年をどのように過ごすのか、また学生達が卒業したその先のことまでしっかりと考えてくれている先生です。
このゼミは大学生活の締めくくりとしてこれまでに学んできたことを活かせる場所であり、熱心に研究に取り組む人が集まっています。学生同士の仲が良いため、合宿中は全員一緒に行動することも多く、箱根の自然や芸術に触れて大変充実した時間を過ごすことができました。学生生活最後の年を、程よい緊張感のある有意義なものにするにはぴったりのゼミです。
村上先生からのコメント
最近の学生の興味の対象は多種多様であり、どんな学生が目の前に現れて何を言い出そうとも、その人の関心と適性に合わせて最大限の能力が引き出せるような指導を心がけています。英語に関するどんなことでも、まともに取り組めば英語学の卒論になりますし、他の言語(たいてい日本語)も取り入れれば言語学の卒論になります。最終段階で原稿の添削指導をするのは大変ですが、ことばの不思議さ、英語という異文化の面白さを、私としても体験させてもらっています。