「現代社会を読み解くd(科学技術と社会)」紹介(その3) 環境カウンセラー、環境経営士、市環境審議会委員の方による特別講演を行いました
「現代社会を読み解くd(科学技術と社会)」紹介(その3)
環境カウンセラー、環境経営士、市環境審議会委員の方による特別講演を行いました
2019年11月、現代生活学科の1年生「現代社会を読み解くd(科学技術と社会)」(菅野教授担当)において環境省に環境カウンセラー、環境経営士として登録されている齊藤好広先生にご講演いただきました。
齊藤先生は栃木県環境カウンセラーや宇都宮市環境審議会委員としてもご活躍されておられ、エネルギー、温暖化、3R、生物環境など幅広い環境領域に対して多数のレポートをご執筆になり、様々な方々に対するご講演を行っておられます。
「現代社会を読み解くd(科学技術と社会)」では「エネルギーの過去?現在?未来」についてご講演いただきました。
齊藤先生には写真、図、表が豊富に掲載された画面をご用意いただき、とても分かりやすいお話をして下さいました。
ご講演の後、席が近くの学生同士で講演内容を振り返り、グループの代表者による質問を行いました。
【履修学生からの感想】
?自分たちの生活のためだけにエネルギーを産み出すのではなく、環境についてしっかり考えることが持続可能社会に大きくつながっていると再認識しました。
?SDGsは単に環境汚染の面だけではなく、エネルギー資源を採取している人々にも関わっていることに気が付くことができて貴重な機会になりました。
?自然エネルギーも水素エネルギーも世界の方が進んでいるとのことで、エネルギーに関して日本は全般的に遅れているのだと改めて実感しました。
【履修学生からの感想】
?欧米諸国では京都議定書の90年代から再生可能エネルギーを推進していたのに対して、日本では原発事故が起こるまで積極的に取り組んでいなかったとのことで、環境やエネルギーへの意識が低いなと思いました。
?講義の初めに取り上げられていた「エネルギー選択の大きな流れ」のように歴史を深く理解する必要性も感じた。どのような変化を経て今に至るのかもう一度振り返ってみたい。
?エネルギー問題への理解を深めながら、私たちはそれらにどう向き合うことができるのか考え続けたい。
齊藤先生にはお仕事でお忙しい中、高度な内容にも関わらず学生に分かりやすくご講演を行っていただき、深く感謝申し上げます。
現代生活学科の環境?エネルギー領域では、今後も学外の方々の講演や、実社会の様々な事例を通して、学生の理解を深める教育を進めます。