地域連携~学生の活動~
現代生活学科の学生が学ぶ日野キャンパスは、都心から西に35キロメートル、東京都のほぼ中心部に位置する、人口約18万人の東京都日野市にあります。
現代生活学科と日野市との連携の一環で、学生が中心となり様々な地域活動に参加しています。
地域の人と人とが自然につながりあって「地域への思い」を深めていける、そんな場づくりを目指しています。
若い目線のアイデアが地域を未来へ繋ぐ~プロジェクト紹介~
都市農村交流「布川×豊田×実践」プロジェクト
「大地の芸術祭」をきっかけに新潟県十日町市松之山布川地区と交流を行っています。農家の方に田植え?稲刈りを教わり、高齢化著しい集落の維持のお手伝いをしながら、生きることの原点に立ち戻らせてくれる「ふるさと」の大切さを感じています。日本の「ふるさと」のこれからについて、都市と農村がつながり支え合う新たな在り方の模索の中で考えています。
- 現代生活学科地域?生活文化ゼミ(須賀ゼミ)が、十日町市長を表敬訪問しました(2024/5/31)
- 生活科学部現代生活学科の地域?生活文化ゼミ(須賀ゼミ)が、農林水産省「つなぐ棚田遺産」感謝状の贈呈を受けました(2024/1/26)
リーフレット
布川ファーマーズマーケット
交流している新潟の布川から、四季折々、おいしいお米や野菜などを届けていただき、都市農村のつながりを作っています。生産者の思い、本物の自然のおいしさを知ることは、地産地消、地域の個性豊かな農産物を大切にする心にもつながるものと考えています。
わ?カルタ(多世代交流カルタ)
超高齢少子社会?デジタル社会を迎える中で、多世代がつながり支え合う地域づくりは重要な社会課題の一つです。
「わ?カルタ(多世代交流カルタ)」は、この課題解決のツールとして考案され、学科を超えた学生たちが、それぞれの学修を活かして共同して創作?活用を行っているものです。
異なる世代が気軽に交流できて、地域でつながる「きっかけ?を作ることができるツールです。
くらし工房
地域がつながる豊かな暮らしを願い、大学生が考案した「くらしいろは」を使って、おしゃれな暮らしづくりに役に立つ楽しいプログラムを考えていきます。地域の素敵な人や自然、文化に出会い、知らず知らずのうちに暮らしが楽しくなる場づくりを目指しています。
オクトーバーフェスト
高大連携まちあるきプログラム
ブランニング?プロジェクトにヒントを得て、大学生を起点にしたまちあるきのプログラムを展開しています。多様な世代で一緒にまちを歩き、それぞれが持つ知識や思い出を絡み合わせながら、目にする風景の中に暮らしの物語を読み解き、地域の良さを探索します。いつしか、「このまちが好き」という思いが芽生えます。
ブランニング?プロジェクト
「みんなのひろば」(東宮下地区センター)
地域に関わり卒業した先輩は今?卒業生の思い?
世代を超えた関わりが地域の仕事の原点
星野有香さん(1期生 2017年度卒業)
私は「オクトーバーフェスト」を企画し、地域の方々と一緒に開催できたことが一番の思い出です。子どもや社会人の方など様々な方と取り組むことで、想像以上のイベントとなり、尊敬する地域の方にも出会い、新しいつながりもできたからです。地域活動を通じて世代を超えて関わる楽しさを学び、留学でも仕事でも関われる方が増え、自分の視野が広がりました。この経験を、市役所職員として、少子高齢化著しい地域を支える仕事に活かしていきます。
- 参加したプロジェクト
コロナ禍におけるイベントモデルの形成~オクトーバーフェスト~(2021)
自分の考えを伝え、話し合う大事さ
足立美樹さん(3期生 2019年度卒業)
地域をつなぐ「オクトーバーフェスト」の企画運営を通して、自分の考えを持つ?伝える?話合うことは、仕事の大事な基本であり、「働く」ということを一歩進んで学んでいたのだと感じています。この活動のお陰で、自分がしたい事の軸をきちんと持つことが出来ました。そして、ありのままの自分を受け入れてくれる人と出会い、卒業してからもふらっと地域に遊びに行けるような関係が出来ました。今後はそんな地域の人のために楽しく暮らせるように何かお手伝いをしていけたらと夢見ています!
- 参加したプロジェクト
「布川ファーマーズマーケット」の企画と実施~都市と農村が支え合う持続可能な仕組みづくり~(2021)
この繋がりが、私にとっては本当に幸せ
高橋智聖さん(2期生 2018年度卒業)
学生の頃に築いた地域と繋がりは、今も変わらず私の心の拠り所です。大学を卒業した今も、ちょっとした相談事から、ご飯に行ったりと変わらずの関係性で繋がり続けています。今では 7 年間住み続けた日野市から引越し、違う地域で生活をしていますが、今でも日野市のみなさんと連絡を取り合っているこの繋がりが、私にとっては本当に幸せです。ぜひ学生の皆さんには、地域に触れる機会が沢山ある事を願っています。
- 参加したプロジェクト
くらしいろはカルタから引き出す高齢者の暮らしの知恵で地域にサステナブルな暮らしを(2021)
一歩地域に出れば素敵な仲間がいる
伊東那奈さん(3期生 2019年度卒業)
先生に誘われて参加した地域活動から、私には第二の故郷ができました。卒業し、生まれ故郷の佐賀に帰っておりますが、今でも日野市は大切な居場所です。まちあるきを通して、地域活動を通して、一歩地域に出てみれば、何もない、つまらないと思っている場所でも、地域の良さ、魅力、居場所を、そしてなによりも地域に素敵な仲間を見つけることができるのだと学ぶことができました。当時出会った方々との思い出は今でも私の人生の支えになっています。
- 参加したプロジェクト
多世代マッピング~日野市オリジナル地図をみんなで作ろう~(2021)
まずはやってみよう何事にも挑戦
渡辺あさひさん(2期生 2018年度卒業)
地域活動に参加をすると、どの場所でも必ず、「地域のために何かしたい」と熱い思いをもつ方々との出会いがありました。そんな人たちに囲まれながら、自分たちも何かできないかと仲間と試行錯誤した時間がとても懐かしく、その経験は今の私の支えとなっています。まずはやってみようの精神で、何事にも挑戦することの面白さを学んだ私は、今は教員という立場で、生徒の挑戦をそばで全力で応援できればと思います。
- 参加したプロジェクト
大学生とまちあるき~大学生が地域に目を向けていくためのきっかけ作り~(2019)
多世代の語らいから思いを聞く楽しさ
私は、「多世代交流かるた」を活用した多世代交流の場づくり、地域の方々との会話から新たなかるたの開発を行いました。その中で異世代の方の思いを知り、対話をし、そこから思いを聞き出す楽しさを学びました。現在、信用金庫に勤めており毎日多くの方と接し、地域の人々の為に働く楽しさを感じています。今後も多世代交流の素晴らしさを忘れず、多くの方と接して大好きな地元を活性化させる一員になります。
- 参加したプロジェクト
多世代交流かるたの活用と効果検証(2021)
アート×カルタ×デジタルで多世代交流(2020)