2018年卒業 留学
地域を元気に— 魅力を発信しにぎわいをつくる —
地域の魅力を発見?発信するやりがいを、 授業の中で実感
群馬県にある私の地元に、道の駅ができたのは中学生の頃。それをきっかけに人が集まるにぎやかな場所になり、私も地元への愛着を抱くようになりました。「地域を元気にする」取り組みに興味を抱き、地域社会について勉強できる現代生活学科に進学しました。
とはいえ、環境やメディアについての勉強も面白く、最初の1年はいろいろなことを学ぶうちにあっという間に過ぎていきました。ターニングポイントになったのが、2年次の「プロジェクト演習」の授業。農林水産省関束農政局と連携して、群馬県昭和村の地域活性化策を考えることをテーマに、現地でフィールドワークを行ったり、活性化につながる政策を練って関東農政局と地域の方にプレゼンテーションしたりしました。特に昭和村の方にはとても喜んでいただき、地域の魅力を発見して多くの人に伝える活動は難しいけれど、やりがいも大きいことを改めて実感しました。
それ以降、「地域活性化について学ぶ」ことに力を入れ、さまざまな活動を展開していきました。
地域の方を巻き込んでイベントを開催し大成功
3年次になり、地域づくりやまちづくりをテ マとする須賀先生のゼミに所属。先生の紹介で、日野市役所で地域活性化を担当する職員の方と知り合い、市が主催するイベントの企画運営など、地域を元気にするための活動に携わりました。地域コミュニティの拠点としてつくられた「日野市立カワセミハウス」の効果的な利用を追求する取り組みにも参加。この施設を利用する複数の団体のつながりを強化することで地域をより元気にできるのでは、という思いから、2017年11月に「オクトーバーフェスト」というイベントを開催しました。TOYODA BEERという日野特産 のビ ルや日野産野菜などを楽しみながら、カワセミハウス利用団体が互いに知り合い、地域の人々の新たなつながりをつくる、という試みで、カワセミハウス協議会から有志を募って実行委員会を結成し、協働で企画を進めました。社会人の方と一緒にイベントの準備を行うのは大変でしたが、「人を動かす」ことを実践的に学ぶ機会となりました。当日は大盛況で、イベント後には団体同士が連携する活動が増えたり、協議会の一体感が感じられるようになるといった変化も見られ、活動を通じて人と人とのつながりの大切さを実感しました。
卒業後は留学して語学力を伸ばすとともに、海外で日本の良さを改めて見つめたいと思っています。帰国後は、公務員など地域のために働く仕事に就きたい。やがては大好きな地元に帰り、その魅力を日本中の人に発信する活動をすることが目標です。
※このページの掲載内容は、2017年取材当時のものです