「地域エネルギー論」紹介(その3) 環境カウンセラー、環境経営士、市環境審議会委員の方による特別講演を行いました
「地域エネルギー論」紹介(その3)
環境カウンセラー、環境経営士、市環境審議会委員の方による特別講演を行いました
現代生活学科の2?3年生「地域エネルギー論」(菅野教授担当)において環境省に環境カウンセラー、環境経営士として登録されている齊藤好広先生に2019年12月にご講演いただきました。
齊藤先生は栃木県環境カウンセラーや宇都宮市環境審議会委員としてもご活躍されておられ、エネルギー、温暖化、3R、生物環境など幅広い環境領域に対して多数のレポートをご執筆になり、様々な方々に対するご講演を行っておられます。
「地域エネルギー論」では「事例で視る地域環境資源の利用」についてご講演いただきました。
齊藤先生には写真、図、表が豊富に掲載された画面をご用意いただき、とても分かりやすいお話をして下さいました。
ご講演の後、席が近くの学生同士で講演内容を振り返り、グループの代表者による質問を行いました。
【履修学生からの感想】
?エネルギーミックスや政府の環境基本計画など行政の指針を見据えて分かりやすくお話していただき、エネルギー政策について考えが深まりました。
?未利用熱エネルギーは分散型エネルギーとして適していて、地産地消型のエネルギーであることがよく分かりました。
?下水熱や地中熱といった未利用熱エネルギーは都市でも十分に活用できることがとても良いと思いました。
?食品廃棄物でバイオガス発電を行うことはとても良いと思いました。食品廃棄物も減るし発電もできるし良いことばかりの方法だと思いました。
【履修学生からの感想】
?栃木県大谷地区の地下空洞の冷水を利用したイチゴの栽培はエネルギーを無駄にすることなく地産地消型のため、地域にメリットが多いと感じました。(編集子注:NHKの「ブラタモリ」でも紹介されていました)
?新宿や幕張などで大規模な地域冷暖房システムがあることを知り、一気に冷暖房を賄える点がとても良いと思いました。
?福島県出身なので土湯温泉にも行ったことがあり、とても身近に感じられました。そこでバイナリー発電が行われていることは知りませんでしたので、より多くの人が知り広まることが望ましいと思います。
?ヒートポンプの仕組みも詳しく知ることができ勉強になりました。「そもそも熱とは?」という根本的なことから説明していただけたのでとても理解しやすかったです。
齊藤先生にはお仕事でお忙しい中、高度な内容にも関わらず学生に分かりやすくご講演を行っていただき、深く感謝申し上げます。
現代生活学科の環境?エネルギー領域では、今後も学外の方々の講演や、実社会の様々な事例を通して、学生の理解を深める教育を進めます。