ファッションデザイン研究室(滝澤 愛 准教授)
研究室およびゼミの紹介
私自身の専門は、誰しもが毎日着る「服」でありながら芸術品として扱われる服の最高峰、フランスのオートクチュール(高級注文服)のファッションと被服構成学です。これまでのゼミでは、主としてデザインや制作をしたい学生が集まり、ゼミ生自身が描いたデザインを基にオートクチュール作品の卒業制作とファッションショーの指導を行ってきました。近年ではゼミ生達が一丸となって企画?デザイン?制作したアップサイクル商品を商業施設で消費者の方に直接販売するなど、活動の幅も広げています。今後も地場産業や企業との商品企画、販売などの活動は積極的に取り組んでいこうと考えています。
ゼミでは、デザイン画の表現法はもとより、デザインをする際に必要不可欠なリサーチ力やポートフォリオ作成法、トレンド分析等を実践的に取り組み、身に着けていきます。ファッションの表面的な華やかさとは裏腹にコツコツと地道に積み上げていく地味な作業が続きますが、その先に、裏付けのあるデザインやそのデザインに関して説得力のあるプレゼンテーションが出来るようになること、最終的には作品を観た人の心に響き感動を与える表現力の修得を目標としています。
<2022年度卒業研究>
学生自らテーマを決めてデザインした作品をオートクチュール技法で制作。
テーマ例:Nostalgia ~郷愁を表現した作品制作~