常磐祭
年に一度の常磐祭では、日野キャンパスで活動している各部?サークルの学生団体による発表、模擬店のほか、各学科研究室による出展も多数あります。
最近の常磐祭の一部をご紹介します。
2023年度
栄養教育研究室
栄養教育研究室では、毎年、来場者のみなさまの健康づくりにお役に立てるように、展示や体験(測定)コーナーをご用意しています。
今回は、毎年行っているInBodyによる体成分測定に加えて、初めてベジチェック?も実施しました。
2日間で、InBodyは72名、ベジチェック?は93名の方々にご参加いただきました。
InBodyでは、体水分?タンパク質?ミネラル?体脂肪を定量的に分析し、栄養状態に問題がないか、体がむくんでいないか、バランスよく発達しているかなど、人体成分の過不足を評価することができます。
ベジチェック?は、手のひらをセンサーに約30秒あてるだけで、皮膚カロテノイド量を測定し、簡単に推定野菜摂取量を見える化できる機器です。
今回初めて実施しましたが、測定していただいたみなさんにはとても好評でした。
1日の野菜摂取の目標は350g以上ですが、測定結果はさまざまで「思っていたより野菜を食べているのかも」「やっぱり、野菜の摂取が少ないんだ。朝食に野菜を食べないからかな。」など、みなさん、日頃の食生活を振り返るきっかけになったようです。
2022年度
食品衛生学研究室
食品衛生学研究室では、古代の乳製品「蘇」の再現し、販売しました。
「蘇」とは牛乳を煮詰めたものになります。
奈良時代に、この「蘇」を地方から奈良の都に納めた記録が残っています。
この頃、牛乳や乳製品は栄養学的に優れ、その効用は知られていたようです。
来場者の方々には大変好評でした。
研究室のメンバーも、楽しんでいました。
食品加工学研究室
2022年度は、手作りのミートパイとジャムパイを販売しました。
当日までに「形はどうする?」「見た目もよくしたい!」などなど、多くの打ち合わせや試作をしました。お昼時にはミートパイ、おやつの時間帯はジャムパイを多めに作り、より多くの方々に喜んでもらえるよう工夫もしました。
嬉しいことに両日完売し、予定を上回る個数を販売することができました。
ご購入いただいたみなさま本当にありがとうございました。
お客さんの「おいしかった!」「おいしかったからまた買いに来た!」という声がとても嬉しかった、
と喜ぶ学生の姿が印象的でした。
2021年度
食品加工学研究室
食品加工学研究室では、国産いちご「やよいひめ」を使用した『いちごのコンフィチュール(ジャム)』を販売しました。
1回の作業につきジャム瓶7~8個しか製造できず、およそ1時間30分ほどかかります。
とても手間がかかることを実感したようでしたが、慣れてくると時間差で製造するなど、効率化を図るため様々な工夫をしていました。
このジャムは殺菌操作を確実に行っていますので、開封しなければ約半年間常温での保存が可能です。
たくさんのお客様に恵まれ、無事完売することができました。
食品栄養学研究室
食品栄養学研究室では、岐阜県のかさぎゆず組合の柚子を使用した「柚子ジュレドリンク」と岐阜県恵那市にある「松浦軒 カステーラ」を販売しました。
ジュレには岐阜県の特産品である「山岡細寒天」を使用し、ゼミ生が1杯1杯おいしくなるように心を込めながら丁寧に作成しました。
松浦軒のカステーラは、現在のポルトガルやスぺインといったカステーラ元祖の国から伝承された、当時のものを忠実に再現している元祖カステーラです。
このほか、学祖下田歌子先生の著書「料理手引草」の紹介と再現料理の展示、
食育教材や卒論研究の紹介も行いました。
2019年度
調理学第一研究室
調理学第一研究室によるパンの販売は、4年目となりました。
毎年新しいレシピを考え、美味しいパンを製造?販売するのは、「調理」の名の付く研究室のゼミ生としての力の見せ所です。
今年のパンは2種類、「あんバターロール」と「ぽてとカレーロール」でした。
焼きあがったパンは、包装して温かいうちに売り場へ並べます。
焼き上がり時間に合わせてあっという間に行列ができ、瞬く間に完売しました。
調理学第二研究室
調理学第二研究室では、毎年ゼミの4年生が一生懸命考えたメニューの販売をしています。
2019年は「ニョッキ」を、選べる2種類のソースで提供しました。ゼミの3年生が用意した江戸料理研究会の展示も同じ会場で行い、「実践桜会賞」を頂くことがきました。
栄養教育研究室
栄養教育研究室では、メタボリックシンドロームやロコモティブシンドロームの予防をテーマとした展示とInbodyを使った体成分分析を行いました。体成分分析は学生が測定し、結果をお渡ししながら、体脂肪率や筋肉量等について説明をさせていただきました。