自主性を重視する
文学部 英文学科
准教授 志渡岡理恵
サセックス大学は、イギリス南東部のリゾート地として有名なブライトンのすぐ近くにあります。ブライトンは海岸沿いに広がった街で、『高慢と偏見』で有名なイギリスの作家ジェイン?オースティン(1775-1817)が生きた時代でもある摂政時代の建築様式の美しい建物を見ることができます。青い海と白亜の建物の鮮やかなコントラストはとても印象的ですが、その中で不思議な存在感を放っているのが、ロイヤル?パヴィリオン。これは、外観はインド風で内装は中国風という離宮で、当時の東洋趣味に関心のある人はぜひ見ておくべきでしょう。建物内ではクリーム?ティが楽しめます。
大学は、緑が多く、落ち着いた雰囲気で、図書館や学食などの設備も充実しています。今年度の語学研修は、初日が試験と面接によるクラス分け、翌日から10人程度のクラス編成で週5日の授業(水?金の午後は自由参加のアクティヴィティ)、最後にコンピューターを用いた修了試験というプログラムになっていました。参加した学生の皆さんの話によると、大学関係者もホスト?ファミリーも、困ったときは親切に助けてくれるけれども、基本的には学生の自主性を重んじる方針のようです。それを心地よく感じる人には、サセックス大学での研修は快適かもしれません。