大都市と大自然のあいだで世界を見る
文学部 英文学科
猪熊作巳 専任講師
フレーザーバレー大学は、カナダ南西部のブリティッシュ?コロンビア州アボッツフォードという町にあります。この町は米国との国境にほど近く、休日には車で米国に入り、買い物やキャンプを楽しむ家族も多いようです。本研修でも空路でシアトルに渡り、そこからバスで国境を越えてカナダ入りしました。また2010年に冬季五輪が行われたバンクーバーも車で1時間ほどの距離にあり、アボッツフォードは近年ベッドタウンとしても人気が高まっています。
西には大都市バンクーバーや州都ヴィクトリア、東にはカナダの壮大な山や湖、そして南には米国シアトルと様々な魅力に囲まれていますが、アボッツフォード自体はのんびりとした田舎町で、フレーザーバレー大学も(ウサギの住む!)林に建つアットホームな大学です。国際交流プログラムも充実しており、研修期間中は現地の学生はもちろんのこと、世界各国からこの地を訪れた学生と交流する機会にも恵まれました。またファーストネイションと呼ばれる先住民族の文化の保護?伝承にも力を入れており、日本でも馴染みのあるトーテムポールやカウチンセーターの歴史について知ることもできます。
平日は静かな環境で勉強に集中し、休日は少し足を延ばして街遊びや自然を満喫できる、非常にバランスの取れた研修地ではないでしょうか。