プロジェクト基礎演習cの授業で、日野市職員の方に企画提案発表を行いました
2年生対象の「プロジェクト基礎演習c」で、「日野のまちの未来を考える」をテーマに、新規プロジェクト提案の授業を行い、2022年12月22日に日野市の職員の方に企画提案発表を行いました。
プロジェクト基礎演習cとは
プロジェクト基礎演習cは、少子高齢?人口減少社会への対応、地域ブランドづくりなどの観点から、現代の地域社会の課題解決にこたえるプロジェクト企画を考え、実際に実現可能なものにしていく方法を学ぶ授業です。この授業では、キャンパスのある日野市をフィールドに、地域づくりに取り組む実社会の方(行政の方)にご協力いただき、課題の提示から企画案づくり、発表までの一連のプロセスを行っています。授業では、現実的な地域課題から、自分なりの問題設定をし、解決に向けていくプロジェクト企画をまとめ、現代の地域課題解決の在り方の体得を目指します。地域社会が直面する課題を知り、その課題解決のプロジェクトを仲間と協力しながら具体的に考えることで、「地域と暮らし、社会の課題」を身近に捉えることができるようになること、そして、ゼロから企画を練って作っていく面白さを経験していきます。
今回の授業でのプロジェクトと提案内容は
日野市では、現在、「日野市地域未来ビジョン」の策定を行っています。授業では、市民の皆さんの「こんなまちにしたい」という思いの「タネ」の中から「気になるタネ」を選び、学生にとっても居場所となるようなコトや場づくりにつなぐという課題設定で、行ってみたいプロジェクトの企画提案を考えました。企画プロセスの中で、日野市の職員の方に取材したり、気になる現場に行ってリサーチをするなど検討を重ね、最終的に、子どもからお年寄りまでの多様なターゲット対象に、スキルシェアのものづくり、特産品を活かした食育、環境教育、多世代交流、マルシェなど、7チームから多彩な提案が生まれました。発表を聞いた日野市職員からは、「難しい中でも自分たちなりにまとめていただき、その中にもそれぞれらしさを感じられて、とても良い授業だと感じました」とコメントをいただきました。学生も「学生が地域に関わる意義がわかりました」「自分から積極的に意見が言えるようになり、また、チームメンバーとの協力で新たな考え方や視点に気づくことが出来ました。学ぶことが多く、有意義なグループワークになったと感じます」と達成感いっぱいでした。今回、このような貴重な機会をいただきました、日野市役所の皆様に、この場を借りてお礼を申し上げます。