ビジネスプランニングの授業で、株式会社クロス?マーケティンググループ社員の皆様に企画提案発表を行いました
現代生活学科1年生の必修授業「ビジネスプランニング」では、株式会社クロス?マーケティンググループとのPBL(Project Based Learning)を行ってきました。2023年1月11日(水)の授業では、これまでの検討結果を基に、株式会社クロス?マーケティンググループ社員の皆様に企画提案発表を行いました。
ビジネスプランニング授業紹介
ビジネスプランニングの授業は、現代生活学科1年生の必修授業です。同授業は実際の企業が抱える問題や課題をケーススタディとして、その解決策を検討し、ビジネスモデルを構築、提案するという内容の授業です。実際の現場においては、個人で仕事をするだけでなく、グループで仕事をすることも多いため、授業では、最初にグループワークの基礎を学びます。その後、経営学の観点からビジネスプランニングの方法を学んでいきます。そして、授業後半では、これまでの学修成果を活かし、実際の企業が抱える問題や課題の解決に取り組むという内容の授業です。今年度は、株式会社クロス?マーケティンググループのご協力により、同社から出題頂いた「女子大生が読みたくなるモラタメビューティーの記事内容の提案」という課題に取り組みました。
当日の発表内容
当日は教室と株式会社クロス?マーケティンググループ(今回のPBL授業の企画や課題設定等についてご協力頂いた株式会社クロス?マーケティング、今回の課題のテーマであるモラタメビューティーを運営する株式会社ドゥ?ハウス)の皆様をオンラインで繋ぎ、学生たちが企画した内容の提案発表を行いました。学生たちは「垢抜けたい女子大生へ」といったテーマでファッションとダイエットに関する、読んで終わる記事ではなく、自分のキレイをアップデートするきっかけとなる記事、「理想の自分になるために」というテーマで韓国美容とスキンケアに関する、美容意識の高い女子大生にむけた記事の提案等、自分たちで考えた、様々な提案を行いました。株式会社クロス?マーケティンググループの皆様にも、非常に興味を持って頂け、各発表毎に様々な質問が寄せられました。
学びの成果
ビジネスプランニングの授業は1年生の必修授業です。そのため、多くの学生にとっては、実際に社会で活躍する企業の皆様を前に、自分たちの考えた内容をプレゼンするのは、初めての挑戦となりました。授業ではグループワークを進める方法や様々な分析手法を学修してきました。その成果を活かして、実際の企業が抱える課題に対し、学生ならではの視点や感性も取り入れながら、企画立案した内容を企業の皆様にプレゼンする。そして、そのフィードバックを受けるという一連の経験自体が大きな学修成果になったここと思います。この度は、このような貴重な機会を頂きました、株式会社クロス?マーケティンググループの皆様に、この場を借りてお礼を申し上げます。
授業に参加した学生からのコメント(一部抜粋)
- 企業やそのライバル企業を設定して分析を行いながら、企業から提示していただいた課題についてグループで案を出すという作業には、現状の課題から新たな案を生み出す難しさやグループでの役割分担など多くの点で壁にぶつかることがありました。しかし、これまでの自分がほとんど見ることのなかった視点から企業を分析することができ、また、提案した案に対し共感をしていただいたり、想定のしていなかった疑問を投げかけていただいたりととても貴重な経験をさせて頂くことができたと思います。貴重な機会をありがとうございました。
- ダメ出しはどれも頷けるものでした。どのチームも、質問された際の答えが?しっくりきた、完璧に返せた?というところは無いでしょう。今この授業を受けているのは同じ性別、同じ年齢の人だけなので、発表を聞く方は、?何となく分かる?発表をする方も?なんとなく伝わるだろう?ということを無意識に感じており、全く違う層に意識を向けるのが難しいのかと感じました。今回は若い女性がターゲットでしたが、?美容に興味がある若い女性?のみに向けて考えられていたと感じます。美容にあまり興味が無い若い女性はこのプロジェクトの対象ではないからいいのか、興味が無い人の対応も考えるべきなのかなと思いました。
- 企業提示の課題に挑戦してみて、グループの人たちと協力し合いながら分析をしたり、案を出し合ったりすることは難しい事でしたが、楽しい挑戦でした。また、企業の方から、より多くの人に説得力を持って貰えるような与件整理の仕方やデータの使い方、収集の仕方をアドバイスしてもらいました。まだプレゼンをする経験が少ない私ですが、今回の貴重な経験をこれからの活動に活かしていきたいと思いましたし、成長していくために精進したいです。
- プロジェクト遂行型の授業に挑戦したのが初めての経験だったので難しいと思う点やわからない点が多かったですが、貴重な経験が出来たので凄くやりがいを感じました。また、フィードバックを受けて初めて気付かされたことや気をつけなければいけないと思ったことがあったので、フィードバックの大切さも改めて認識しました。そして発表に対する質問をされた時に的確で鋭い視点の質問が多く、実際に社会に出てプレゼンテーションをする時は今日の授業よりももっと多くの質問が飛んでくると思うので今のうちからプレゼンテーションの経験を積んでおく必要があると再認識しました。
- 初めてこういった課題に取り組んだが、とても有難い機会を頂いていたのだなと思いました。グループワークで班員と考えを共有して、より良い物にしていくために削ったり、何時間もかけ納得のいく出来にしたりと、とても難しい事をしたのだと思います。データに基づくことの難しさや、社会人になった時どれだけその正確さが必要になるのかを知り沢山の学びがありました。なかなか話し合いに参加できない班員のために補助をしたりして助け合って頑張りました。