2019年9月(その3)
現代生活学科「環境科学概論」紹介(その3)
廃棄物資源循環の業務で活躍されている女性の方による特別講義 Part 1
現代生活学科の1年次設置の「環境科学概論」(必修科目)(担当:菅野 元行 教授)では、現代生活学科で学ぶ環境領域の基礎を広く学んでいます。
その15回の授業の中で、通常の授業とは異なり、学外の方を招いてご講演していただき、現在の実社会で注目されていることなどのお話をお聞きする機会を設けています。
7月にはテラサイクルジャパン合同会社の照屋枝里子先生にご講演いただきました。
海洋プラスチックの問題が昨年から表面化していますが、実は日本は一人当たりの容器包装プラスチックの排出量が世界で二番目に多いのです。(一番多い国はアメリカで、海洋プラスチックの排出量では日本は30位)
テラサイクルの発祥はアメリカですが、すでに容器包装等のプラスチック製品を生産している多くの企業や自治体と協働で容器包装プラスチックの回収とリサイクルに取り組むプロジェクトを世界20ヶ国で実施しています。
その結果、毎月何万トンものゴミが大切に資源化され、埋め立て地や焼却所に行かずに済んでいます。
照屋先生がお勤めのテラサイクルジャパンでも歯ブラシ、キッチンスポンジ、クルマ用消臭芳香剤、ビーチ?プラスチック、化粧品空き容器など幅広いリサイクルプロジェクトを実施されています。
現代生活学科の環境?エネルギーゼミ(担当:菅野 元行 教授)においても、学内で歯ブラシ、キッチンスポンジなどのリサイクルプロジェクトを開始し、回収した物をテラサイクルジャパン様にお送りして再資源化していただく予定です。
照屋先生のご講演ではテラサイクルの事業内容から始まり、日本/世界の環境問題、プラスチックリサイクルについて、テラサイクルリサイクルプログラムの紹介など、初心者でも分かりやすく、かつ、プラスチックリサイクルの問題について深く教えていただきました。
続きはPart 2でご紹介します。