〇〇の秋
読書の秋
こんにちは!やっと涼しくなってきて読書がしやすい季節になってきましたね。
今回は「○○の秋」というテーマなので私は読書の秋についてお話したいと思いま
す。
最近読んだ本の中で一番印象に残っているのが、吉本ばななさんの「キッチン」です。本屋をふらっと覗いた時にたまたま目に留まったのがきっかけでした。実は高校時代の現代文の授業で吉本ばななさんの作品について学んだことがあり、その時の柔らかくて独特な作風が記憶に残っていました。
私の感想ですが、吉本さんの作品はこれまで読んできた小説とは少し違って、心にじんわりと響いてきます。普段は主に推理小説を読むのですが、それとはまた違い、どこか心を揺さぶられるものがありました。
ペンネーム:エミリー
食欲の秋
どうも、二季です。二回目のブログです。
まだまだ引き摺りそうな暑さに耐える私達に、強制的に「秋」を感じさせるものが世の中には幾つかあると最近気がつきました。ハロウィンの仮装やお菓子がお店の正面に配置されるとき、服屋に落ち着いた色の秋服が並ぶとき、そしてなんと言っても秋スイーツ!
「くり」「いも」「かぼちゃ」の秋の味覚三銃士が各店舗に姿形を変えて私達を誘惑してきます。ただでさえ新作や期間限定という言葉に弱すぎるのに、夥しい量の新作ラッシュに太る……!と内心思いながら手に取ってしまいます。罠です。
これは秋に限った話ではないですが、連日の猛暑や気温差によって季節の移り変わりを肌で感じられなくなってきた私達が四季を意識できるのは食べ物だと思います。残暑でも秋っぽいアイスを食べて秋を感じるし、寒くても桜のフラッペを飲んで次の季節の訪れを楽しむ……企業戦略にまんまとハマっている感覚を無視して友人と美味しさを共有します。それがいいんです。現代の徒然草の冒頭は、ぜんぶその季節の味覚について触れてそうです。
秋スイーツの話に戻って……今年のお気に入りは「おいものクイニーアマン」でした。ファミリーマートで期間限定で販売されていたもので、最寄りの店舗ではもう置かれてなくて寂しいです。クイニーアマンを皆さんはご存じでしょうか?クイニーアマンとは「バターのお菓子」という意味のフランスの伝統的洋菓子。デニッシュのような生地の上に砂糖やカラメルがコーティングされていてパンとお菓子の良い所をとった近年話題の菓子です。それに芋の要素を加えたのがそのスイーツです。スイートポテトっぽさと大学芋っぽさを感じ、飴部分がざくざくと食べていて楽しい。これが美味しすぎる。一緒に実食した友人が知らない間に三回も食べていました。来年も是非販売してほしいです……!
ハロウィンが過ぎたら、次は冬スイーツが私たちを歓迎します。食欲の冬の訪れを楽しみにしつつ、この辺で筆を擱かせて頂きます。最後まで読んで頂きありがとうございました。
ペンネーム:二季
芸術の秋
こんにちは!今回は「〇〇の秋」というテーマですが、秋というと皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。タイトルの「芸術の秋」の由来について調べてみると、「新潮」という雑誌(文芸雑誌)がきっかけだそうです。秋は大きな展覧会や芸術祭がよく行われることや紅葉や美しい景色を目にして、芸術に触れたくなる季節なので名付けられたのかもしれません。今回は私が訪れた展覧会についてお話します。
先日、国立国会図書館で行われている展覧会「ひろげて、まいて、あらわれる 絵巻の世界」を観に行きました。図書館が所蔵する源氏物語や竹取物語など様々な作品の写本が展示されています。作品の近くにあった説明書きが分かりやすく、作品について知らなくても楽しんで鑑賞することができました。
展覧会の公式サイト→絵巻の世界 | NDLギャラリー | 国立国会図書館
https://ndlsearch.ndl.go.jp/gallery/emaki
いくつか絵巻物を紹介します。一つ目は「御曹子島渡り」です。江戸時代に写されました。写した人は分かっていません。御曹子(源義経)が大日の法という兵法書を探すストーリーです。義経が北方に逃げた伝説を基にしています。写真は御曹子が北方の島にたどり着き、鬼たちが彼を出迎えている場面です。この写真では見にくいですが、鬼たちの表情が豊かで面白いと思いました。
二つ目は「年中行事絵巻」です。江戸時代に谷文晁によって写されました。平安時代末期の宮廷、公家における年間の儀式や祭事などを描いた絵巻物です。よく見ると、女性だけ色が塗られていました。何か意味があるんでしょうか。それとも、絵が細かすぎて諦めたのでしょうか。分かりませんが、色々想像するのは楽しいですね。
ペンネーム:シロクマ