前期の授業をふりかえって①(ブルナ)
今年度の前期の授業は、新コロナウィルス感染症のため、とつぜんオンライン授業に切り替えられスタートしました。まったく藪から棒という感じで、戸惑う学生も少なくなかったと思いますが、われわれ教員はひとりひとり、授業を充実させるため、色々な工夫を重ねてきました。
ところが、ときには、教員でも、思いもよらぬことがありました。
例えば、私の授業では、数名の学生から「先生はどんな鳥を飼っていますか」という質問がありました。鳥を飼ったら娘が喜ぶでしょうが、じつは飼っていません。
私のオンデマンドの授業は、事前に作成した動画を学生に配信することにしていますが、作るのにだいぶ時間がかかりますので、たいていは土日を使って資料を作っています。6月からだんだん熱くなってきましたので、録音の時にも、窓を開けたままにしていましたが、家の隣は公園で、そこから色んな鳥の鳴き声が聞こえてきます。6月からヒヨドリの鳴き声がだいぶ強くなってきましたので、その鳴き声がそのまま録音され、学生の誤解を招いたのではないかと思います。
自分ではまったく気づいていなかったが、鳥の鳴き声ばかりではなく、娘の笑い声も時々入っていたようです。
国文学科准教授:ブルナ?ルカーシュ