「実践キャリアプランニング」(2年生必修科目)を終えて
実践女子大学文学部国文学科では、企業と連携しながらマーケティングの基本を学ぶ科目として「実践キャリアプランニング」を開講しています。
思いがけない新学期を迎え、初めてオンライン授業で展開した実践キャリアプランニングも7月31日に無事終了しました。
この授業の柱に据えたのはグループワークが必須なPBL型で進めた「資生堂シーブリーズチャレンジ」。実際に資生堂の社員から与えられた「夏のイメージが強いシーブリーズについて、年間を通して購買意欲を高めるにはどうしたらよいか」という課題に、5人ずつ14グループが挑戦しました。Zoomのブレイクアウトセッションでの展開に、最初の頃は、学生さんも半信半疑、手探り状態ではじまりましたが、そこは国文学科の学生、徐々にギアが入り、最後の提案は、対面型を凌駕する立派な提案となりました。マーケティングという未知の領域に挑戦出来たこと、オンラインでもグループワークが出来るのだという自信など、終わってみれば、ほとんどの学生さんのレポートに、このグループワークが印象に残りましたと記載されていました。
資生堂の社員からの講評の中にあった「国文学科ということで、社会への入り口を自ら狭めないで考えて欲しい。私の周りのマーケッターは、経済やマーケティングの学科を卒業した人ばかりではありません、文学部出身者も沢山います。どうか広い視野で学問に取り組んで欲しい」という言葉が学生さん一人一人の心に響いたことは間違いありません。
優秀賞に輝いたある学生さんの感想です。
この授業を受け、ふと振り返った時に驚いたのは「積極的な姿勢をとって後悔したことが一度も無かった」という事実である。シーブリーズチャレンジで勇気を出し、リーダーを引き受けた時も、どうしても聞いておきたいという強い気持ちのままに先生やゲストの方々に質問をした時も、やり終えた後や質問の答えが返ってきた時はどこか晴れ晴れとした心地になった。素晴らしい気づきだと感じます。主体性を持って、常にポジティブに行動することで、その先に新しい景色が見えてくると思います。
どのような環境であっても、国文学科の皆さんは乗り越える力があります、さらにその力を磨き上げて下さい。