2021年度開催報告
交通安全の職場で活躍する女性たち
自らの業務に交通心理学を活かすべく、日々、男性社会で交通安全に携わる日本交通心理学会の会員4人が講師。本講座の主旨は、人として特に女性として社会で働く意味とは何か?そして交通心理学という学問を卒業後も学び続けることで、仕事にどんなメリットをもたらすか?の二つ。「人を知り、社会を知り、ビジネスを知る」という人間社会学部の理念にしっかりとリンクしたオンライン開催となりました。
【日 時】2021年9月25日(土)13時開演
【開催方法】オンライン開催
【講師名】
大渕 初音 氏(新札幌自動車学園)
瀬川 綾乃 氏(神奈川県警察本部?交通心理分析係)
柴田 順子 氏(SOMPOリスクマネジメント株式会社)
横田 幸 氏(株式会社電脳 商品開発部)
SDGsに関して教育現場でできること
教育の現場でSDGsを展開している先生方を日野キャンパスにお招きし、その具体例とポイントについて講演していただきました。実践女子学園の渡辺先生は、SDGsがさまざまな教育活動のハブになり、学びの楽しさを実感できることを呈示。また、日野第八小の取り組み報告や日野第六小の児童による発表では、6年間の系統だった学びを展開しつつ、家庭や地域を巻き込んだ横断的な取り組みを紹介します。それらを受けて、福井大学の荒井名誉教授が「家庭科」単一の科目の中でSDGsの17の目標をどのようにリンクできるかについてZoom講演していただきました。
【日 時】2021年11月20日(土)13時開演
【会 場】実践女子大学 日野キャンパス 第4館1階411(大講義室)
対面およびウェビナーでのハイブリッド開催
【講師名】
松永 式子 氏 (日野市立日野第六小学校 統括校長)
渡辺 大輔 氏 (実践女子学園中学校高等学校教員)
荒井 紀子 氏 (福井大学名誉教授)
オスカー?ワイルドと本間久雄博士
——メーソン?ライブラリーのデジタル化を記念して
実践女子大学で教鞭を執っていた本間久雄が、イギリス滞在中に購入した世界に唯一無二の貴重な資料である「オスカー?ワイルド新聞切抜帖」全17巻。そのデジタル?アーカイブ公開を記念し、香雪記念資料館で同時開催中の展示に寄せて19世紀末から20世紀初頭に活躍したオスカー?ワイルドについてのシンポジウムを開催しました。このコレクションの再解釈、そしてワイルドのジェンダーを巡る議論を通して、本間久雄文庫を次世代に受け継ぐ意義についても検討しました。
【日 時】2021年11月17日(水)15時10分開演
【開催方法】オンライン開催
【講師名】
土屋 結城 氏 (実践女子大学 文学部英文学科 准教授)
諏訪 友亮 氏 (実践女子大学 文学部英文学科 専任講師)
近世女性画家の研究を振り返って
2022年春をもって退職する仲町啓子教授。琳派研究から女性画家研究へとまなざしを向けたきっかけは何だったのか。また、未踏の分野へと分け入るに際して苦労したこと、喜びを感じた点などを、香雪記念資料館で同時開催中の作品を採り上げながら紐解いていただきました。そして、後半は中国美術史の宮崎法子、日本近代美術史の児島薫両先生の講演のあと、3人で女性画家研究を行う意義、当学の女性画家研究の特色についての座談会を開催しました。
【日 時】2021年10月30日(土)13時30分開演
【会 場】実践女子大学 渋谷キャンパス 4階403教室
【講師名】
仲町 啓子 氏 (実践女子大学 文学部美学美術史学科 教授)
宮崎 法子 氏 (実践女子大学 文学部美学美術史学科 教授)
児島 薫 氏 (実践女子大学 文学部美学美術史学科 教授)