環境への取り組み
ESCO事業への取り組み
本学日野キャンパスでは2009年に環境活動の一環としてESCO事業を取り入れ、施設設備の整備を行いました。
大学では、ESCO事業として、大学本館の冷暖房空調設備を熱源ボイラーから高効率の空冷ヒートポンプに変更する工事(本館棟省エネルギー化工事)を実施し、併せて照明設備の高効率化、空調機械の更新等により大幅な省エネルギー化を行いました。この事業は、国土交通省の既存住宅?建築物省エネ改修緊急促進事業に採択され、その補助金と東京電力の支援制度で実施されたものです。
【実施施設】
大学本館棟 冷暖房空調設備の熱源機器の更新(2009年~)
施設整備後の効果
キャンパス全体の「約20%」のCO2排出量の削減
※東京ドームの敷地内約3.7個分を植林することに相当
ESCO事業とは???
ESCO(Energy Service Company)は、省エネルギー対策に必要な技術?設備?人材?資金など包括的なサービス用いて、その効果を保証する事業。
※2010年に地球環境問題への配慮の意識が認められ、一般財団法人 ヒートポンプ?蓄熱センター様より特別感謝状をいただきました。
創立120周年記念整備事業 環境に配慮した第3館
ソーラーチムニー
温まった空気が自然に上昇することを利用した重力換気システムです。大階段と各階の講義室?廊下の換気を自然の力で行います。
各階の廊下温度を表示。館内は程良い温度に保たれます。
床放射空調
1Fエントランスは全体空調によるエネルギーロスを防ぐため、人の接する床下からじんわり空調を行うシステムを採用しました。
地中熱利用
サーマルチューブにより、地中熱を採熱。安定した地中の温度を活かします。プレゼンテーションピットの空調補助も担います。
環境デザインによるエコシステム。夏涼しく冬暖かい地中熱を採熱。
学園の省エネルギー推進の取組
?夏期及び冬期の節電施策の策定、周知
?使用電力量の月次報告、注意喚起
?クールビズの実施(夏期)
?施設設備更新時は高効率型のものへの更新を促進
省エネ法定期報告に基づく事業者クラス分け評価
本学は、エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)に基づき、経済産業省関東経済産業局及び文部科学省に対し、エネルギー使用状況等に関する定期報告を行っています。
事業者クラス分け評価制度は、定期報告の内容を評価し、提出する全ての事業者を S?A?B?C の 4 段階へクラス分けするものですが、本学は2018年度実績で S クラス(省エネが優良な事業者)の評価を得ています。
その他の取り組み
日野キャンパスは自然環境に恵まれた日野市に立地することもあり、様々な環境への配慮が行われています。
- 自然エネルギー(ソーラーパネル)を利用し正門守衛室 受付窓口のLETライトの夕方以降の自家発電。
- 燦広場などの透水性インターロッキングブロックによる舗装を行う。雨水を地下に涵元して日野の地下水を増やすことにも貢献。
- グランド芝生の「順応的管理」。芝に拘らず、野草を含めた剪定管理。