環境再生医 初級
環境再生医とは
急速に失われていく自然環境を再生し、持続可能な循環型社会を構築するためには、行政?産業界?教育界?地域住民など、分野や立場を越えた協働が不可欠とされています。しかし、現状はその協働を推進できる人材がとても不足しています。
環境再生医は、自然環境の知識を基礎に、地域の歴史?風土や人々の生活への理解などを裏付けとし、協働の調整や推進を行うことを役割としています。特に「自然環境の再生だけでなく、自然と人間の関係性の再生」に力を入れていることが特徴です。
環境再生医は環境省が主務省となっており、環境教育等促進法に基づき国が行う「人材認定等事業登録制度」により、「人材認定等事業」に登録されています。
現代生活学科では、環境領域の科目19科目38単位の中から20単位以上取得することにより、環境再生医 初級の資格を得ることができます。
この資格をいかせる職種
環境再生医は平成15年に制定され、全国で約4,000人の方々が環境再生医として以下の分野で活躍しています。
?環境に関わる企業?自治体?NPO
?環境保全活動
?学校などで環境教育
?農林漁業
?行政や公的機関の環境担当
?環境関連施設
?企業の環境部門やCSR担当
?建設業などで環境関連に従事
?自然や環境をテーマとした店舗
卒業後も伸ばせる資格
卒業後も環境再生の実務経験により環境再生医の中級、上級に認定申請することも可能です。
中級:5年以上の実務経験
上級:中級取得者で10年以上の実務経験および指導経験が2年以上
環境再生医の会が全国にあるため継続的な研鑽が可能です。