SDGs菜園
食生活科学科教員T.M
本学では、社会連携とSDGsを教育の柱としています。食生活科学科ではSDGsの17のゴールについて様々な学修をしていますが、その一つとしてキャンパスに「菜園」を作りました。新Ⅲ館の裏の空き地の10坪(坪は畳2枚分です)ほど、7m×5mくらいですが、がれきの土地の土を入れ替え、堆肥をすきこみ畑にしました。
管理栄養士専攻2,3年の学生が、種まき、苗の受けつけを行い、みずから水やりローテーションを組み、草取りを行い、菜園の管理、育成をしています。
菜園ではキュウリ、トマト、ニンジン、大豆、サツマイモ、トウモロコシ(爆裂種)、ハーブが育ち、キュウリ、トマト、ニンジンは収穫して管理栄養士専攻と健康栄養専攻の給食実習に提供し、サラダなどにして用いました。学生たちは「葉っぱのついたニンジン」を初めて見て、新鮮な野菜の味を喜んでいました。
SDGsでは、食糧危機の一環として、極端な肉食が問題となっています。大量の食肉を生産するために膨大な穀物と水を消費し、本来、貧しい国の人々の食糧を奪い、また、穀物生産のために森林が伐採され、温暖化を助長し、それがさらなる食糧不足を招いています。
菜園では、僅かながら大豆を栽培しています。大豆のタンパク源としての利用、豆乳、湯葉、豆腐作りなどの体験ができればと考えています。
サツマイモ、トウモロコシは秋に収穫し、芋掘り、焼き芋作り、ポップコーン作りの体験をする予定です。