実践入門セミナー(自校教育)
食生活科学科助手Y.K
日中は汗ばむような陽気の日も多くなり、夏の訪れを感じますね。
今回は、1年生の履修科目「実践入門セミナー」をご紹介します。
「実践入門セミナー」は、学生生活を送るうえで必要な知識?技能を身につける
セミナー形式の授業です。以下の項目が主なテーマとなります。
●大学とはどのようなところか
●4年間で何をどのように学ぶのか(履修指導)
●大学生としての常識
●「実践」を知る(自校教育)
●図書館ガイダンス
●文章の読み方?書き方—レポート作成法
●プレゼンテーションの技術
●キャリア形成の準備
5月12日の実践入門セミナーでは、自校教育がテーマでした。
講師は、下田歌子記念女性総合研究所の久保貴子先生。
実践女子学園の創立者である下田歌子と実践女子学園の歩みを学びました。
学祖下田歌子について、皆さんはご存じでしょうか。
明治時代の日本では女性の社会的地位が低く、生活や労働が厳しい状況でした。
下田歌子は、明治政府から命を受けて2年間、イギリスを中心に欧米8か国を歴訪します。
先進諸国の女子教育を視察し帰国した歌子は、「女性こそが社会を動かす」という強い信念のもと、1899年に実践女子学園を設立しました。
受講後の感想を一部ご紹介します???
?下田歌子先生の想いを受け継いで、女性がさらに活躍する社会を作るために貢献していきたい
?下田歌子先生のように社会で活躍し自立した女性になれるよう、大学生活で多くのことに挑戦したい
?実践女子大学は伝統のある大学であり、その大学で学ぶことができることに誇りを持ちたい
学祖下田歌子のことを学び、今後の学生生活を考える貴重な経験となったようです!
実践女子大学図書館には、文書、写真、音声、動画など下田歌子に関する数多くの貴重な資料が
保存されています。
また、下田歌子の人生をわかりやすくご紹介するために、漫画『きらり うたこ』が2011(平成23)年に出版されています。ご興味を持たれた方は、ぜひご覧いただけたらと思います。