栄養教育論実習a
食生活科学科助手A.H
汗ばむほど気温が高い日もあり、夏の訪れが近いことを感じるようになりました。
今回は、管理栄養士専攻3年生の「栄養教育論実習a」をご紹介します。
この実習では、栄養教育論をはじめとする講義で学んだことを生かして、個人または集団の栄養教育の方法をグループで検討し、代表者が発表します。
3回目の実習となる今回は、食事バランスガイドを活用した集団への栄養教育方法を検討しました。対象とする集団と教育内容は、前回の実習で国民健康?栄養調査をもとに、グループごとに決定しました。
学生が対象として選んだ集団と教育内容を3つ紹介します。
?20~29歳男女「食生活の偏り」
?40代男性「適切な食事管理」
?60~79歳男女「減塩」
実習中には、食事バランスガイドの折り紙、コマを作成し、マグネットボードを利用しながら活用方法を検討しました。どのグループも一人ひとりが意見を出し、積極的に教育方法の話し合いをしていました。
↑折り紙は、各グループ司会の学生が折り方を教えながら作成しました。
↑マグネットボードは、グループごとに実習室に移動して利用しました。
実習の最後には、グループごとに検討した栄養教育方法発表しました。
学生が考えた食事バランスガイドの活用方法の一部を紹介します。
?(20~29歳男女「食生活の偏り」) 食事バランスガイドを用いて自分の食事を振り返り、副菜が少ないことを実感してもらったあと、良い例と比較する。
?(40代男性「適切な食事管理」) 代表者の1日の食事内容を食事バランスガイドに当てはめ、改善案をグループで話し合い、発表する。
?(60~79歳男女「減塩」) グループで、1日の塩分が6g未満になるように、食事バランスガイドに料理を当てはめ、工夫した点などを発表する。
↑発表の様子
発表後には、発表全体を5段階評価し、良かった点?改善点を記入します。
前回の発表で指摘された改善点を活かしているグループもありました。
今回の実習で、食事バランスガイドについて理解が深まったと思います。これからも、実習で様々な教材に触れていきましょう。