美学美術史学科 2017年卒業 田島ルーフィング株式会社
卒業生の一人として母校の価値を高めていきたい
「大学の価値は、卒業生が決める」。先生の言葉に感銘を受けた私は、母校の価値を高める存在であり続けようという思いで、日々仕事に取り組んでいます。
現在私は、クライアントである大手小売店様と設計事務所の間に立ち、売り場や商業施設全体のコンセプトに合った床材を提案?販売する宣伝営業をしています。
働きはじめて間もなく、実践女子大学で学んで良かったと実感したのは、このような営業の仕事や、社会人として重要なスキルや心構えを、まさに実践的に身につけられたことでした。
例えば、お客さまへの提案には、「なぜこの色や形の製品が良いのか」という説得材料が必要不可欠ですが、これには、絵画などから得る主観的な印象を鑑賞者同士で共有しながら、論理的な意味を見いだすといった授業が役立っています。また、東京2020オリンピック?パラリンピックに貢献しうることを学生が主体となって考える「女子大生フォーラム」を立案し、大学の後押しで運営できた経験は、私らしいリーダーシップのあり方に気づく機会となりました。
この気づきは、複数のスタッフと日々の業務に関わる上で、一人ひとりの力を引き出し、同じ目線に立ってプロジェクトを支えるフォロワーシップとして活かされています。こうした学びや経験を今後も活かし、母校の名に恥じない社会人であり続けられるよう、努力していきたいと思います。
JISSENで成長できたこと
チームの力を最大限に引き出すための、フォロワーシップを学べたこと。そして、自身が大学の価値を決める存在であるという自覚と責任感を得られたことだと思います。
※このページの掲載内容は、2019年取材当時のものです