美学美術史学科 2022年卒業 株式会社新潟日報社
社会に飛び立つ先輩からのメッセージ
活かしたいワタシの力
美術作品を深く学ぶと、作者が生きた社会や当時の文化などが視野に入ってきます。私が卒業論文で取り上げたのは、農民画で知られるミレーです。その作品理解を深める中で、経済格差や貧困への問題意識を持つようになりました。この学科で培ったものごとを捉える力を持って、地域社会の課題に目を向けていきたいと思います。取得した学芸員の資格は、地域の文化振興に活かせると考えています。
みなさんへのアドバイス
美学美術史学科での4年間で、自由に学ぶことの充実感を味わえました。好きな作品や作家を深く理解できる楽しさはもちろん、教育学や現代倫理学など直接の関心とは異なる科目も履修したことで、気づかなかった専門科目とのつながりが見えてきました。また、この学科では、美術の知識を蓄えるだけでなく、美術への学びを深めることを通して、社会を広く学ぶこともできると思います。
※このページの掲載内容は、2021年取材当時のものです