卒業生×卒業生、卒業生×学生?生徒の交流を創造
創立以来、多くの女性が学園から社会へと飛び立っていきました。また中学校高等学校、大学?短期大学部では、現在も、たくさんの学生?生徒が学んでいます。
こうした学園に関わる皆さまをつなげ、暮らしに彩りをもたらしたり、キャリアアップや人脈の広がりにつながるコミュニケーションの機会を積極的に用意しています。
全国の「実践桜会支部」への訪問
学園理事長や職員が、全国の実践桜会支部を訪問。
学園の「今」をお伝えし、皆さまの近況をお伺いして、卒業生の方々とのつながりをさらに強いものへとしています。
学園は卒業生の皆さまとの連携をさらに深めるため、同窓会組織である一般社団法人 教育文化振興 実践桜会と情報交換の場を毎月設けるとともに、学園理事や職員が全国の支部を訪問しています。2021年度は22支部を訪れ、学園の近況をご報告し、また各支部の活動状況などを伺いました。訪問先の支部長及び会員の皆さまにおかれましては、ご多忙中にもかかわらず、貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
今後も全国支部への訪問を積極的に行ってまいります。
卒業生向け学園公式LINE「桜むすびonline」がスタート!
実践女子学園(中学校高等学校、大学、短期大学(部)、大学院)卒業生のためのLINE公式アカウント「桜むすびonline」を開設しました。ぜひ、右のQRコードからLINEの「友だち追加」をお願いいたします。
公式LINEでは、卒業生の皆さまに、学園の「今」や卒業後のキャリアサポートなどに関する情報をお届けします。卒業生限定のお得な情報も配信する予定です。
なお、2022年度には皆さまのご要望をもとに、Webセミナーや交流会など、「学び?つながり」をコンセプトとしたオンラインイベントの実施を企画しています。詳しくは学園公式サイトやLINE配信にてお知らせしますので、ぜひこの機会にLINE
にご登録ください。
卒業生による「文化講演会」を開催
2021年12月1日、大学卒業生でアフラック生命保険(株)取締役専務執行役員の木島葉子氏をお招きし、高校生を対象に講演会を開催。「社会の一員として働くやりがいと楽しさ~主体性をもって実践することとは~」をテーマにお話していただきました。会の最後には生徒から多くの質問も。
(講演主旨)
私は1986年に現在の勤務先に入社し、保険の契約管理やアフラック日本法人化担当を経て、2020年に取締役専務執行役員に。キャリアを重ねる中で、仕事への向き合い方を変えたターニングポイントを何度も迎えました。入社5年ほどの時には、当時の上司からさまざまな経験をする機会をいただき、新たなことに挑戦する楽しさを実感。入社10年目でコールセンターの立ち上げに参画し、“自分ならこの部署をどうしていくか”を考えながら仕事に取り組みました。この経験はマネジメントに通じるものだったと思います。東日本大震災の際は、120万名のお客さまにお見舞いと保険金?給付金等の請求についてご案内をお送りする業務を担当。なかなか会社の承認が得られず何度もやり直しをする中で、自分に何が足りないのか見つめ修得していきました。
経験を積むごとに自信がつき、困難にも前向きに立ち向かえるようになりました。こうして「主体性をもって仕事に取り組む」ことにやりがいを感じるようになり、またその結果、上司や同僚からのサポートも得られやすくなりました。
私の入社当時に比べれば進んではきたものの、日本の女性活躍推進はまだまだ道半ばです。しかし現在、多くの企業が経営戦略としてこの課題に取り組んでおり、これから社会に出る皆さんにはたくさんのチャンスがあると思います。ぜひ、自分がどうしたいか?どうありたいかを考え、自分の意志で行動する姿勢を身につけてほしい。社会もそういう主体性を持つ女性が登場することを期待しています。同じ女性として、また実践女子大学の卒業生として、皆さんを応援しています。
生徒からこんな質問が寄せられました
Q 女性活躍推進が叫ばれていますが、まだ受け身にならざるを得ない状況に感じます。どうすれば社会を変えることができるのでしょうか?
A まず女性自身が、自分がどうしていきたいのかを自分の言葉で話せるようになることが必要。そして会社であれば管理職(その多くは男性ですが)が男女分け隔てなく、目の前の相手がどんな経験をすれば成長できるかを考え、それを踏まえて仕事を任せることが大切だと思います。つまり、女性を含め皆が世の中を変えようという気持ちを持つことです。
Q 女性の社会進出について、賛成する人もそうではない人もいると思います。いろいろな意見と、どのように向き合っていけばよいですか?
A 女性活躍推進について、賛成、表面上賛成とは言うものの実は反対、反対などいろいろな考え方をする人がいます。世の中には自分と意見の合う人合わない人が混在していますが、実はその状態が多様性そのもの。多様性のある社会を生きるとは、意見が合わない人とケンカするのではなく、お互いの考えを尊重しながら上手にコミュニケーションする方法を身につけることだと考えます。